【235号】生き抜くためにうまれた知恵で古い自分を超えていく(続:システマをウクレレに活かす)

掃除と、みそ汁の食事をしました。この習慣が続けばいいのですが、
はやく帰るようにしないといけませんね。
■さて、いま読んでいる本ですが
 逆境に強い心のつくり方 システマ超入門 ―ロシア軍特殊部隊が生んだメソッド (PHP文庫) [文庫]  という本を読んでいます。 先日は
 やわらかな頭、もっと動ける身体のための!  最強のリラックス システマ・リラクゼーション
 を読んでいましたが。 どうも、ピンと来ず。 ただし、内容にも著者「北川貴英」氏にも惹かれましたので
■さらに本書を買って読んでいます。 こちらは
 非常に深い部分まで書いてあり。 満足しながら読んでいるところです。
 このシステマというのは ロシアの武術からうまれてきた 生き残るための方法の集まり
 ですが
■四原則として
 【呼吸】 【リラックス】 【姿勢】 【動き続ける】
 を挙げていますが、 もっとも重要なものを
 【呼吸】
 としています。
■戦場で生き残る為には 冷静でなければならない。 しかし銃を向けられたり ナイフを突きつけられたり
 すると人は息が止まったり 背中の姿勢が歪んだり 動きも止まったり
 ということが相互強化的に おきてくるのだそうです。
■それぞれの項目を意識的に コントロールし一刻も早く ポテンシャルを出すようにすることが
 「生き残り」のために必要。
 そのためには、まず呼吸 を意識するのだそうです。
 息をのんだときも すかさず ふーっと 吐く。
 しー、や はー ではなく
 ふー がリラックス効果が高いそうです。
■逆境に強い心の作り方 というタイトルだけあり
 項目を抜き出しても 「恐怖心がうまれるしくみ」 「鍛えるべきは筋肉ではなく神経系」 「喜びもまた破滅をまねく」 etc ….
 と、非常に日常生活においても もちろん演奏においても 役立つことが書いてあります。
■やはり戦場で生き残るためから産まれている だけあり。
 半端じゃないです。
 たしかに、世界的なアスリートや ビジネスマンが取り入れ始めている というのも頷けますね。
 僕自身、
 大きな音がして不快なとき いちど嫌な事を言われた人と再度話すとき つねに歩きながら固めて来た体をゆるめるため
 呼吸を意識してここ数日すごしています。
■通勤中だってできることですし なにより、嫌な事があれば 試して見る事ができるので
 なんだか生活がゲームのようになりますね(笑)
 体を固めたり、息をのまないゲーム そうなっても、すぐに意識を取り戻して いきをふーっと吐く。
 たしかに、それだけで 深刻になりすぎないので 健康にもよさそうです。
■また、ウクレレの練習をしていても やはり手に意識がとられると 呼吸がおろそかになることがあるので  ふーっと吐くと 息がすーっと入ってきますので。
 より体全体を意識して 演奏できるような気がしています。
 何でも力が抜ければいいわけではなく もちろん、ピッキングに必要な 力は使うのですが
  ■二の腕、肩、顔、目、お腹、ふくらはぎ
 等々に不要な力が入っています。 これをちょっと抜くだけでも 30分の演奏の苦労はかなり減ってきますよ。
 これは香川の演奏で実際にやってみたところ いつもより疲れ方が少なかったです。
■このシステマというものを かじってみたい気持ちがメラメラと わいてきました。
 合気道や古武術も、脱力を重視して 同じような効果があると思うのですが これらは、ちょっと東洋人向けのコツがありそう。
 だけどロシアの人(西洋人)が開発したものだから 習得が合理的にできそうな気がします。
 もちろん、僕らの音楽も順番として 極限まで文学的表現を排除した合理的な ところから初めて最後に入魂などの 言葉で表現が難しい部分の追求 に至るほうがいいと思っています。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【まとめ】 ロシア武術発の技術体系として産まれたシステマは 生き残るがためであるので、あらゆる場面で 力みを解消しパフォーマンス向上をサポートできる。
 まずは息をのむ、止まることを意識し すかさず吐き出すところから初めてみよう。
 いつも自分が意識せずに力を入れている部分が 意識できれば、時間をかけてゆるめていける。
 この状態は、いままでの自分の限界 いつもそこ止まりだった自分を超えていけること 決して得る物は小さくないはずである。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■