ウクレレ上達の法則:ルーツ探求。先生の先生を知っていますか?

王羲之

王羲之

 
 
 
 
 
 
 
 
なんと、もう3月ですね。3月末までにチャレンジをしています。 「ウェブのリニューアル」 「映像作品を一発手作りしてみる」粛々と準備を進めます。■先日、読者のSさんから 「とめはねっ!」という 書道漫画を教えて頂いたのですが。■とっても。面白いですね! 就寝前のひとときに、読ませて頂いています。■ぱらぱらめくって、気軽に読めるのですが。 昨夜は、普通の読書してる時と同じように。 何ページかに折り目を付けて。。。 そして睡魔が。■起きて、見直してみると。 こりゃあ勉強になることが書いてあります。 書の大家のおじいさんが高校生の勅使河原君に (てしがわらくん) 「君に米ふつはまだ早いんじゃないか」 と言うのです。 ※米ふつは北宗時代の書家で、  高校の書道部がお寺で臨書(絵画でいう模写)  をしていたときのエピソードです。■なんでまだ早いのか?  勅使河原君(てしがわらくん) が先生に問いを発したとき。 わしらの若い頃はみんな王羲之をやったものじゃ。 その後の書家が皆、王羲之を習い、中国の科挙という 公務員試験も王羲之の書を手本に 回答をしなければならなかった。 しかも、回答が正解でも字が下手だと不合格だったと!■こんな、面白いエピソードが 気軽に 楽しみながら  読んでいけるとは。 物語、絵の力も素晴らしいですね。 もちろんその素材をどう配置するか という漫画の設計が凄いのでしょう。■本題にもどりますと、書の先生は  「古典の大家が習った、そのまた古典を習え」 と仰っているのですね。 しかも、書道の試験などは お手本のテイストをある程度のこして おかないと採点が低くなるので 重要な事です。■ウクレレにおいても 僕の師匠の森先生の、 師匠となる灰田先生。 ハーブオオタさんだと、その 師匠の一人がエディカマエさん。
 とルーツがあるのですが。 お二人(オオタさんとカマエさん)
 のカップリングCDも 出ていますね。
ウクレレ・マスターズ
■これらの古い音源を聞くと やはり 総合的に直観的に 「しっかりしている」  という印象が入ってきますね。 安定感といいますか。 物理的な体の安定感と、心理的な支えが 裏にある演奏から来るのだと今は分かります。 基本が出来ている、曲の意味や 歴史が分かると心に安定感がでます。■僕もコピーしない曲については あまり、こまかい聞き方はしないわけですが。  まず、ルーツに触れるのは間違いなく いいこと。 分からなかったら、ああこんなんか。 でもいいし。 好きなら何度も聞いていると。 しみ込んでくるものです。■かくいう僕も、書道はまだまだ 言葉にする経験が多くないので。 先日、「書聖」王羲之の展示会を 上野で見て来たんですよ! だけど、どう良いか。 あまり具体的に言葉がまだ出てきません。■綺麗だなあ~ てな感想がまず出るのです。 この体験をなんとか言葉にすると。 偏りがないというか、暖かみがあるというか。 「なんともはや~」 と大声で嘆息しているおじいさまも いらっしゃいました。 簡単に言葉にならない深みが あるのでしょうね。■まずは、触れに行ったことをよしとしましょう。 王羲之の展示会は明日3日までやっています。 気軽に最高のものに触れる事ができる。 関東の便利さはスゴイですね。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 古典の古典を学ぶ。 先生の先生を探る。  時代に淘汰されたものの価値を 学ぶことはモノの見方の基礎になります。 さらに数を学べばその先生方、先人が どのようにオリジナリティを発揮してきたか 創造性の部分が見えてくるのかもしれませんね。  温故知新■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■