ウクレレ上達の法則:ステージ上で自分の音が聞こえなくても気にせず弾く

昨日は、演奏でミスするのは
「盛り上がり」
 
つまり、サビやクライマックスの
可能性が高い。
 
ということを、書きました。
強く、速くなる部分では。
 
 
アウトプットに注意が過剰になると
インプットへの注意が低下します。
 
 
ようは、力み
が出てくるわけですね。
 
 
このことは、バンド時代にも経験しています。
歌を歌っていて、普段は音程がある程度取れる。
しかし、楽器の音が大きすぎるとき。
 
がんばって、音量を上げて歌うと。
音程が綺麗に(笑)
外れていた。
 
また、ウクレレでもありました。
同様に、ステージで自分の音が聞こえない。
大きな音を出そうと沢山叩くと。
(叩く奏法の時ですね)
 
ゆびが水ぶくれになってしまった。
 
 
人前で演奏するときに、自分の音が
聞こえないなと、パニックになりがちです。
 
これは、心理的な理由と物理的な理由
両方ありますね。
 
 
心理的な場合は、あがってしまって
インプット力が極端に低下する場合。
ただし、アウトプットに力を入れすぎると
インプットが低下するのは述べた通りです。
 
こちらはまた、取り上げます。
 
 
物理的な場合というのは
意外によくあります。
 
 
だいたい、演奏会場では
PA(ぴーえー:public address 公衆伝達)エンジニア
さん。
 
という方が音の出方、客席での聞こえ方
他の楽器との調整や演奏場所でのいわゆる
かえし(モニター)演奏者にミックス後や
その楽器の音を多めに出すスピーカー
 
の音量なども調整してくれます。
 
 
その方の腕もありますが、
生のウクレレは非常に難しいらしく
また屋外の会場などでは音が散り
 
 
ひらたくいうと、聞こえないことはざらです。
 
 
学生のときの、ロックバンドで
経験した小さなライブハウスでも
このかえしが、イマイチだと
演奏しにくいな。
 
ということが多々ありました。
なので、リハーサルで徹底的に
注文を付けるわけです。
 
 
ただし、エレキだとハウリングが起きにくい。
ハウリングとは
楽器の音→マイク→スピーカー→マイク
 
というふうに、増幅された音が再度
マイクで拾われてさらに大きくなる現象です。
 
 
ウクレレなどでは、もうかなり難しいです。
僕の場合はマイクで音を拾いますが。
モニターを大きくするとあっというまにハウリます。
(ハウリングがおきます)
 
 
ではどうするか。
機材の担当の方では音量を絞ります。
 
 
実は大きな会場ほど、演奏が聞こえないことが
けっこうあります。
 
 
バンド時代も、PAなにやってんの?
と揉めたわけですが、あるとき聞いたのが
あるバンドの話で。
 
店頭ライブでまったくPAがダメでも
完璧に合わせて演奏していたというのです。
 
これは、聞こえなくても
合わせる。
ということですね。
 
 
ほんとうに100%聞こえなければムリでしょうが
遠くでかすかに聞こえる、お客さんに出ている音
が遠くの壁に反射して遅れて聞こえるような音
でも合わせられる。
 
また、お互いの動きを見て合わせる。
ということだと解釈しました。
 
 
また、大音量のロックバンドなどは
大音量すぎて耳を壊すのを防ぐため
耳栓をして演奏するらしいですが(笑)
同時に、イヤホンでモニタリングしていますね。
(一体型か?)
 
 
ここから得られるのは
聞こえる音がかすかで遠くても弾けるようになる。
イヤホンなどでモニタリングする。
 
 
ということでした。
 
現状ぼくの場合は、聞こえなくても
強めすぎず、いつも通りに弾くということで
対応しています。
 
 
耳だけでなく、指や腕がどれだけの強さで
弾いているかという感触で出音が信頼できるわけです。
 
 
場合によっては無線のイヤホンモニターなども
検討するといいかもしれません。
 
 
あまり聞こえなくても、会場の外に出ている
のがステージに回ってくるかすかな音でも
納得して演奏できる。
 
 
これはムダな緊張を減らして注意力を上げる
ということですね。
 
こういう態度や方法に加え機材でも総合的に
取り組んでいければいいかもしれません。
 
 
大きなテーマなので今後につづけます。