上達の法則:他者の視点と自分の経験を融合させ ゼロスタートを回避する。

こんにちは!!!
関東では桜が開花したとか。早いな!
しかし三月も半ばですね。四月にはいろんなことが起きたりしますので三月末までにスパートしたいところです。

かな構成改善

かな構成改善

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、学習の3方法関連におたよりが来ました
*****ここよりおたより***************
高橋重人様 いつも研究熱心な姿勢に感心しています。

 私が会社員であった頃の業務改善の方法として、 TQC(Total Quality Control)が採り入れられ、 その手段としてP(Plan)D(Do)C(Check)A(Action) のサークルを回す、というのがあり、全社的に取り組みました。
 貴方の理論は、まさにTQCそのもので、楽器上達編ですね。 ご自分で編み出したのには感心するばかりです。                          I さん*******ここまでおたより*************
Iさん!ありがとうございます。TQCですか。PDCAは製造現場ではいまでも良く聞きますね。
トータルクオリティコントロールなので演奏のトータルクオリティコントロールには演奏とそれを支える、肉体、メンタル。そして演奏自体の内容等々
トータルに考えている点ではまさにTQCなのかもしれませんね。
小手先とか目に見えている部分だけで最終的な現象をコントロールなんてできませんからね。
そしてPDCAサイクル。これはもう改善の基本サイクルですね。全体を回しながらいかにいいPを立てるかでPDCA自体は
実験研究の色合いが濃いですが。反省とさらなる計画のPには経験に裏打ちされた深い考察が求められます。
ともあれ、TQCの一番響くのはCのコントロールですね。自分の提供する音楽の価値をコントロールする
最高の演奏をする。ということでもあり。これ以下のものは出さない。そして顧客を満足させ、かれらの期待以上を行き、その意識を高める演奏というのを常に心がけたいものです。
■熱くなってしまいました。。。
 自分の足場から飛ぶことで 0スタートを回避することについて 書いてみます。
■これは先日、開始したかなの作品 字のカタチをとることもままならないけど まあそれなりに書いてみた

かな一発目

かな一発目

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 という段階です。 文字の色の変化も乏しい。
■そいつをかなっぽく もっていきました。
 ここでは、かなの先生に助言を頂き ご指導頂いて、以下を中心に行いました。
 縦に紙を折るのをやめ。 三角の構成を意識して。 全体の流れを作りました。
 そう、かなは半紙の中の余白を活かし、
 書き出しの縦位置も、揃えず
 上下の文字も中心線にそわない。
 そいうい独自の美意識があるのです。
 
 

かな構成改善

かな構成改善

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■字のカタチにはそれほど変化は無いですね。
 もちろん、少しずつ変わるのですが。
 そこはこれまでの訓練が活かせている場所。
 それよりも今回注目するのはこんな点です。
 かなでは本来、全体の構成を捉えて 文字全体が半紙の白に入っている これら文字の外周みたいな部分をみるのですが。
 最初からは見えてこない「こと」 なわけです。
■そしてこれまでは漢字の書をやってきた。 その強みを活かしてまずは個々の字を埋めていく。 そうして直すべき土台を作っていくわけです。
■書き出したものが、その見るべき視点を持ってなければ どう変更していいかもわからず。
 すなわち、PDCAの C(Check)すら出来ない。  だから、どうあれ、今の実力で 本番さながらに表現してみる というのは大事な事なのです。
■これを自分は見る目すら養われる前 の段階であれば、しかるべき人に みてもらい C(Check) 次の修正箇所 A(Action)  を決めれば、P(Plan)  書くこと自体 D(Do) の技術は漢字であるていど培ってきているので
■ゼロスタートではなくて 強みを活かしたスタートが切れる ということなのですね。
 

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 関わる分野が変わったときに、
 活かせる部分を見極め、 そこを土台として。 活かしにくい部分はその道の人の 知見を借りる。
 その態度と気持ちが自分と他者の歴史的 経験を融合させトータルで効率的な 結果を産み出すのである。
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