ウクレレ教室 脳疲労を防ぐ練習メニューの立て方

<最近の活動>
■お便り紹介

_____ここからお便り_____
高橋先生へ

Nです。
楽器店の感想の例、
よくある話だろうなと思います。

ブラック企業が多いということも私自身、
以前営業関係の部署にて仕事をしたことがあるので、
身につまされるというのが正直な感想です。

以下、推測もあるのですが、
その会社が売上額のみを目標にすると、
そこに店員の意識が向くために

相手の要望を聞く前に
高額なものを売りつける、というパターン。

また、買った人は不満が残っている状態で
ずっと周りに不満をこぼすパターンなど、
悪循環が起こってしまうようです。

そして、客の不満や怒りを
かわないよう店員が極力話しかけ
なくなるなど、

色々な問題が起こるのでしょうね。

また、身近な楽器店での例で言うと、
過剰サービスによって首をしめる
ケースもあるようです。

例えば、初心者向け無料講習会で
(楽器店店員が勉強してチューニング
 ・簡単なコードを説明するだけでなく、
 簡単な曲を練習・演奏する会)があり、

これは少し無理しているんだろうな。。。
と思ったり

長期的にみると、質の維持が難しく
負担も増えているように感じました。

店員さんも、営業のビジネス書籍で
読んだやり方をそのまま実践する
など試行錯誤して、努力しているようですが、

会社としての方針・評価するときの難しさ
(どこかの時点で売上で評価している)

があり店舗全体のレベルアップに
つながっていない気がします。

衣食たって礼節を知る、
という言葉があるように
楽器・音楽に対する
投資はかなり生活の上で
負担になりうるので、
難しい面もありますが、

楽器店のスタッフさんも
情報発信するだけでなく、
十分な聞き取りや
会話を通じて時代に対応していって
ほしいと思います。

Nさん

_____ここまでお便り_____

Nさん
大変参考になるお便り
ありがとうございます。

確かに、音楽は衣食住のような
基本からみると、プラスアルファ
ですから、これでしくじると
苦しい、悔しい、悲しい

気持ちが強くなります。
プラスアルファだからこそ
バラツキも大きく

提供する側も意識が様々
な場合がありそうですね。

■まずは聞く事

しかし、簡単なレクチャーだけでなく
演奏例まで示すとなると

いくら音楽が好き、楽器が好きでも
本業が演奏家ではないスタッフさんには
かなり負担となるでしょうね。

最終的にNさんが書いて下さった
とにかくお客様の声を聞く事。

まずはこれに尽きるのではないか。
と高橋も思いました。

ただし、過剰にわがままとか
無礼な方はお客様ではないので
聞く必要はなかったりもします。
大切なお客様にサービスする時間が
ムダになってしまいますから。

これって楽器にかぎらず
あらゆる営業、営業に限らず
あらゆる関係の基本みたいですね。

仕事できると
こんどは家庭や友人関係で
これがまた、でき無い事も。。。

日々、トライですね〜
ご感想どんどんお待ちしています!
//tshigeto.xsrv.jp/distribute/cgi-bin/apply.cgi?U=V74dkaGGTqS7s&I=00348

■さて、それでは本日の

うずまきシステムデザイン論

〜人生に豊かさを組込むヒント〜

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<今日のうずまきシステムデザイン論>

【脳疲労を防ぐ練習メニューの立て方】

────────────────────────────────

■1時間で仕事を区切る

昨日はメルマガにも書いたように
脳の疲労をためないため

1時間ごとに区切って、
いろんな仕事を時間が来たら
打ち切るような体制でやってました。

(スマートフォンのアラーム利用)

本日は早速忘れて午前中
普通に2時間ぶっ通しで
デスクワークをしてしまいました(反省)

■楽器の反復練習は疲れにくい

さらに脳の仕組みについて
学んでいますか意外に

楽器の演奏というのは
反復練習を送り返しても
飽きない、疲れないんだそうです。

飽きると言うより
他のことに気が散る
と言う事がありそうですが(笑)

■記憶の分類

「すべての疲労は脳が原因」
梶本修身 著

によると

記憶を3パターンに分類してあります。

「エピソード記憶」
「意味記憶」
「手続き記憶」

ということです。

「エピソード記憶」
というのが物語による記憶
あんなことあった、という
感情や時間の要素を含むお話です。

「意味記憶」
はモノゴトの常識的意味
学校の教科書で学ぶ系ですね。

「手続き記憶」
は体を使って繰り返し学ぶ
スポーツや習い事、楽器の演奏など

仕事というのは、これらの
組合せを活用して成り立つ事が
多そうですね。

■「手続き記憶」は忘れにくい

この手続き記憶というのは
時間が経っても忘れにくく

年齢が積み重なっていくと
エピソード記憶はだんだん
忘れがちになっていくそうです

反対にこの手続き記憶というのは
なかなかなくならないそうで

痴ほうになった喫煙者の人でも
火の始末をきちんとしてると言うことです。

ウクレレの演奏も
手続き記憶に大きく司られるようで
いちど覚えてしまうと自転車の運転の
ように、忘れないと言う良い部分がありますね。
(しばらくしても、すぐ取り戻せる)

■一生モノの楽しみ

一度手に入れてしまうと
その後の人生しっかり楽しめる。

しかも、

なかなか忘れない
ちょっと忘れても
元に戻すのが早い分野なので

早いうちから
時間を使って
やればやるほど残りの人生が
楽しめる分野。

ということも、
この記憶のメカニズムからも
言えるのかなと思いました

■楽器練習は疲れにくい

楽器練習などが
疲にくいという話もこの

手続き記憶が小脳を使うところにあって

どうやら視床下部
中心でないところに
疲れにくさの主体があるようです。

もちろん良い音を聞けば
同時に癒される部分もあるのかもしれません。

■すこし考えれば

おそらく上記の理由から
反復練習の匂いが強いものというのは
疲れにくいのでしょうが

逆に自分のプレーを吟味したりとか
新しい運指を探したり
演奏の設計を考えると言うような部分

おそらく新皮質を使うんだろうなと
思います、これも比較的疲れにくい
んでしょうね(新皮質は受け持ちがあるが補完し合う)

おそらく一番疲れるのはリハーサル
(感覚的にも分かりますが)

練習の仕上げ、曲として完成させていくとき
ミスをしないように注意してやる。

一定のテンポに合わせてやる
バンドなどで人に合わせる
(人間関係も出て来るし)

この辺をやってくるとかなり
反射神経、視床下部を使うのでは?

と仮説を立てているところです。

■定番の練習メニューの効能!

となると

普段の練習や
レッスンの組み立て方
によっても全体の疲労は
変わって来るでしょう。

実は結果から言うと
師匠から受け継いで来た
順番は理にかなっていますね。

疲れにくい順に

・エクササイズ
・過去曲復習
・新曲の設計説明

という順番になっています。
もちろん初期はどれも脳が
フル回転しますが、

エクササイズはだんだん
譜面なんて見ないで弾けるように
なりますからね、

シンプルな内容だから
脳疲労は一番少ないでしょう。
その内に、指が暖まってきます。

いきなり曲をやるより
はるかに指が動きます。

その上で古い曲の反復をやって
一番脳に負担がかかる、新曲をやる!

■伝統というのはよく出来ていますね。

タカハシの個人練習では
古い曲の復習の前に

曲の不得意部分を抜き出して
反復練習したり、不得意部分が
出て来るようにエクササイズをアレンジし

これに時間を使って
脳疲労を削減しながら
パフォーマスンを上げようと
(無意識にしていました)
(本日から意識的に:笑)

よくできたレッスンのプログラム
組み立てと言うのはそれだけでも
脳の仕組みにかなっている!

あらためて伝統の凄さに
感心している次第です。

━━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛

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