海:高橋重人の丁寧なウクレレソロ解説

こんにちは!

寒いですがお元気でしょうか。
前置きってなんでしょうね。
そうこの部分ですが。
ありきたりな話なんかやめてはやく本題にはいれよ!
と思う事もあるかと思うのですが。
これは結構大事なんですよ。
あとに続く部分を理解する下地を作る事もあるんです。

まずは、動画をご覧くださいね。

 

 

さて、この短い曲のなかに3つの演奏方法を使っております。


 

 

■第一の奏法:「親指」によるコードとメロディを交えた奏法
さいしょはご存知、海のテーマですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、4小節分(こちらは明日以降解説いたしますので分からなくて結構です)
の中間フレーズの後に
 

 

■第2の奏法:2本指のレガート奏法
また繰り返される海のテーマがありますが、聞こえ方が違いますね
今回、第2の奏法として2本指のレガート奏法(滑らかに音を続ける)を使っています。
(正確には中間フレーズからはじまっていますね)
簡単に言うと!指を2本使って沢山弾いている部分です。
 

■第3の奏法:中指のストリングス奏法
さあそして、エンディングの中指だけでこする奏法も驚きませんか?

師匠直伝の演奏方法です。

オーケストラのストリングスのような効果をだしてます。
第2の奏法よりもさらに、いわば、無段階変速のなめらかな滑らかな感じです。
 

曲が後へと段階を経るにつれて、音数が増えて行くのが分かるでしょうか?

あたかも
小波が大波に変わりゆく
 

そしてある空高く飛行機が上り視野が広がったときのような
また大海に抱かれたときのような感覚にまで聞く人の気持ちを
高く高く持ち上げて行くような効果を狙ってこのアレンジにしました。
 


という表現もできるかもしれませんね。
 

では最初の親指ソロについて見て行きましょう。
ここではあえて感情的な演奏を排してください。
理由はあとから分かってきますよ!
 

淡々と
淡々と

テンポ正しく弾いて下さい。

 

そうすることで、まずメロディーを聞く人の中に
作って行きます。
最初のテーマの共有ですね。
 

これを記憶にとどめて置いてもらってから
 

次の繰り返しのテーマの中で音数を増やして行くのです。
そこで表情を初めて、付ける事で聞く方にも変化が十分に伝わって
来るんです。
 

非常に効果的なテクニックです。
 

相手に極めて自然に受け入れてもらえるような、シンプルな表現からはじめます。
そして先に記憶に刻んだテーマとのコントラストで奥深い部分を初めて
伝えていく
 

音楽に限らず応用できることかもしれませんね!
 

明日はコードを解説しますね。
 

 

 

 

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