━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<今日のうずまきシステムデザイン論>【ウクレレとは何か?名称と起源より】───────────────────────────────────■ウクレレの名称と起源 さらに灰田先生の「ウクレレ独習7日間」 より引用します。 ウクレレの名称と期限 初めてこの小型楽器を弾いた原住民たちは その小さな指板から、指がよく滑り落ちるので、 ウク(虫)、レレ(跳ねる)−(跳ねる虫)ー すなわち、(蚤)という愛称をつけたそうです。 (以上は1933年、著者がハワイ大学、ホノルル図書館での調査による)■俗説には 演奏する指の動きが跳ねるようだから ウクレレと言われたなどとありますが、、、 続きを読む
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ウクレレとギターの違い。弾くか?叩くか?!
ウクレレとギターの違い!
こちらはウクレレ独特のピッキングの動画です。
「ウクレレは叩くんだ」
ハワイ伝統の弾き方を知る人々からと穏やかに、時には口酸っぱく(笑)私も教えられて来ました。
ひとことで言うと、小さいからこそウクレレは弦を貼る力が比較的強い。
そのためギターのように弦を引っ張って離す(つまびく)のではあの、コロコロしたウクレレらしい音がでない。だから、「叩く!」ようにピッキングすること!これこそがウクレレらしい音色を出す秘訣なんです!この事を以下で詳しくお伝えします!
形が良く似ている理由
ポルトガルからハワイに移民したギター職人達
彼らがハワイ伝統の楽器「ウケケ」の心と西洋のギターの形を融合させたミックスカルチャー
それがウクレレなので形は良く似ています。
しかし!
ウクレレとギターですが、比べてみますと、
最大の違いは スケール(=弦の長さ)が違いますね。
ギターは弦が長い。(650mm)
ウクレレはとっても短い。(346mm)
半分くらいですね!
この大きな違いから色々な違いが出て来ます!
ギターは伸びやかな音、ウクレレは開放的な音色になります。以下で詳しく説明しますね~
○コードの違いは?
少し話が変わりますが
コードというのは音階の中から音を抜き出して同時に鳴らします。このことで、暖かい響きや悲しい響きなど欲しい響きを出すんです。これは、楽器の違いには関係なくて、同じ音楽のルールの中で決まっているものです。
例えば、Cというコードはギターでもウクレレでも
同様にド、ミ、ソの3音で変わりません。
このようにコードを構成する音はどの楽器でも共通です。ウクレレでもギターでも同じように1オクターブ中にある12音の中から選んで組み合わせるもの。
その上で詳しく見ると!
ウクレレは弦が4本、ギターは6本でので6つの音を使うコードですとギターの方が有利です!
主にギターは低音が有利ですね。
コードの基本音はルートと言いますが
バンドだとベースやピアノが主に受け持ちます
すると他の楽器は自由に他の音を遊べるわけです。
ウクレレ1本ですと低音が弱いので
この基本音の流れが分かりにくくなる
そんな部分もあります。
ただし、コードの音数はウクレレで演奏可能な
(ウクレレの弦が4本あるから)
3音、4音で出来るコードがとても多いんです。
そして5以上の音を使うコードでも
響きの特徴を損なわないように
音数を減らす考え方があるんですね。
なので、ウクレレでもしっかり勉強すれば
ギターに劣らない効果で演奏することが出来ます。
○同じ弦なのに、音が違う理由!
同じ材質の弦なのに音が違う
基本的にウクレレとクラシックギターの弦は同じような材質です。
ギターの弦について普通は、
音の高い側=1、2、3弦はナイロンやカーボンなど合成樹脂の弦
音の低い側=4、5、6弦は巻き弦(超細い樹脂の束に金属を巻く)
(※構えて地面側から1、2、3と数えます)
ウクレレの弦は伝統的なチューニング(ハイG)では4本ともナイロンやカーボンの樹脂弦を張ります。
最近のチューニング(ローG)では4弦に巻き弦を使って低い音を出すようにすることもあります。
さて、同じ弦の材料なのですが、弦の長さの違いから同じ樹脂弦でもクラシックギターとウクレレの音色は大きく異なります。高橋のウクレレにはサバレスというクラシックギターの弦を張っていますが(張力が強く初心者には不向きなのでご注意下さい)ギターのような音が出るわけではなくて、やっぱり!ウクレレらしい音が出るんです(!)
具体的な違いとして、弦が長いギターの音はウクレレに比べて音の伸び(サスティーン)が長い。
弦を弾いて音を出してから、消えるまでの時間が長いのです。クラシックなど長い音を使う音楽には有利ですね。
このこともあって、ボディの大きさなども大きいのでギターは深みがあって音楽的な音が出ます。
ウクレレはどっちかというと可愛いコロコロした音ですね。
奏法は似ているけど違う!!!
ギターもウクレレも主な奏法はピッキングとストラミング
テンションが違うから演奏方法が違ってくる
さて、話が戻ります!
ギターとウクレレの最大の違いは
弦の長さ(スケール)などの違いでした。
その結果として、弦のテンション(張力)も違うのです!
(ウクレレは張力が強め)
ここから演奏に対する基本的な違いがでます。
さて、見えない部分の違いです!
兄弟のように見える
ギターとウクレレですが、演奏するときに
ギターは弦を弾くのですが
ウクレレは弦を叩くのです
は~?なんのこっちゃい?(ぽかーん)と思いますよね?!
詳しく説明します!
ピアノ弦のテンションは合計20トン
とてつもない張力がかかっています。
つまりビンビンに引っ張ってあります!
だから、指で弦を引っ張って弾くような
ギターみたいな弾き方ではいい音がでません。
ピアノの弦は鍵盤を押さえると
内部のメカが動いて、弦をハンマーで叩く
そんな構造になっているんです。
同様にギターに比べてテンションの高いのがウクレレです!
だからウクレレ音を綺麗に鳴らすには
弾くと言うより叩くイメージ これ重要!
短い時間でエネルギーを指から弦に叩き込む奏法となるのです。
↓こちらがウクレレのピッキング参考動画です!
逆に
クラシックギターのテンション(弦の張力)は
柔らかいため反発力が小さいわけで。叩いてもいい音が出にくくやはり指でつま弾くんです。
この指で弾く奏法はピッキングと呼びます
このように、ピッキングの性質が違う
ギターのピッキングは弾く
ウクレレのピッキングは叩く!
という違いがあるため同じように弾いているようでも本質的に音が違うんです。
ギターは沈むような哲学的な音ウクレレはスパーンとキレの良い開放的な音です。
ストラミング(ストローク)に関して
ウクレレは弦の数が4本です。ギターは6本ですから本数が少なく、したがってネックの幅が狭いんですね。
だから、
ギターよりも短い時間で瞬間に全ての弦を
ストラム(ストローク:かき鳴らす)できるわけです。
ウクレレは一瞬で全ての弦を鳴らせる
よって、各弦の音が1つにまとまる。
これに比べてギターはネック幅も広くて
少しストラムで各弦の音に間隔が出る(少し)
ここにも僅かな違いがでてきます。
ギターのボロンという重さとは異なり
ウクレレのコロコロした音ですね。あの独特の軽快さ!!!
ウクレレのストラムのやり方
さて、上記の特徴を活かした
真のウクレレサウンド
これはやり方があって手首から先を回転させるストラミングをやる必要があるのです。
↓ストラムの参考動画
ウクレレのストラムは手首からの動き
ギターのストラムは肘から振る動きですが。
肘を使うと手首の動きの2倍の時間がかかります。
だから手首から回転させる
ウクレレの音はスピードが早く
より切れ味が良い音になるのです!
ウクレレは小ギターではない!
違う楽器ですよ!
楽器の成り立ちからもウクレレは
小さなギターではない固有の楽器です!
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