高松での初めてのワークショップと演奏
終了しました。
なかなかこういう機会も少ないようで
皆様真剣にレッスンを受けて頂き
演奏を楽しんで頂いたようです。
演奏中も呼吸を再度いしきすることで
疲れが少なかったように思います。
その後はホストのウクレレキイチさん
ヘルプの赤川さんと、美味しい中華で打ち上げ
最高の紹興酒を頂きました。
なんと、そのまま2次会でも話し込み
2時に宿に到着。
とある国のウクレレコンテストの動画を審査
するということで寝る時間も惜しんで動画を見ていました。
■コンテストの動画を評価し
一時予選の通過に投票するわけですが。
僕の評価項目は3つです。
1将来性
2技術
3音楽理解
単純に技術を評価するならば
コンテストなんてつまらないものでしょう。
ここから羽ばたく人が
その国や地域のその分野を引っ張るかも
しれないのです。
いや、そうであってほしい。
■将来性
この人がこの先にさらに研鑽をつみ
多くの人に夢や希望を与えそうか
態度と取り組みの真剣さを見ます。
真面目に音楽に取り組んでいることに
僕は評価します。
この人達によって
多くの人々がより引き上げられることが
重要と考えるのです。
これが演奏家の社会的な意味の1つ。
■技術
いわゆる演奏技術です。
指がよく訓練されており
的確に動く事。
これも積み重ねなので
まっとうに評価できると思います。
僕のみる部分は安定感に高い基準を置きます。
良い先生についている人はやはりラッキーですね
これは仕方ないところです。
自己流というのは限界に到達しやすい。
■音楽理解
ただ手が早く動いたからといって
心地いい音楽になるとは限りません。
強く弾けるから強く弾く
という単純なものでもありません。
感覚表現は相対的なものを多く含みます。
強弱をつけることで弱さを、強さを引き立て。
あるときには速度変化をつけて
早さあるいは遅さを際立たせます。
これは決して感覚で、気持ちで弾けば
出来る物ではありません。
あるときに分析的に曲を捉え
これを前述の技術で表現する力がひつようです。
■以上のような基準で僭越ながらジャッジを行いました。
非常に評価するというのは大変なことで
社会的に意味が出てくるものだと
再認識しました。
そして僕自身の音楽に対する評価尺度が
明確に再認識できました。
手が的確に早く動かせる技術とは基礎的な事。
ここをベースに
均等正確に弾けた上で、強弱、緩慢の
理解をし聞く人の感情に訴える表現ができること。
そして、音楽や技術に対して尊敬を忘れず
継続の気持ちを行動で表わす事ができること。
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【まとめ】
人を評価するというのは慎重を要する
これは丁寧にやることで自分自身の価値観を
さいど明確化することに繋がる。
理想を再確認し、自らもその実現に邁進しよう。
演奏家とは社会的な存在であり、その卓越した
技術を深い作品や人への理解の上に駆使し
社会にプラスの影響を与え続ける事を意識した
存在でありたい。
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