ウクレレ上達の法則:共感を得る演奏のための、たった1つの原則

【 共感を得る演奏のための、たった1つの原則】
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■美術館の中でのコンサートについて
 
 もう少し書いていきます。
 
 
 笛と、ギターのおじさんは黒ずくめ
 なかなか格好いいですね。
 
 笛のおじさんは、大きな体で
 社交的そうなイメージですが、
 
 ギターのおじさんは
 芸術家というより職人さんみたいな
 短い髪でギョロ目です。
 
 
■このギター
 10弦ギターでサウンドホールも
 現代みたいな丸い穴ではなく
 
 細かい、小さい穴の集合で
 透かし彫りみたいになってるタイプです。
 
 
■サイズはクラシックギターの半分
 くらいでしょうか。
 
 テナーウクレレより少し大きいくらい。
 フレットはあります。
 
 やはり弦楽器が気になりますね。
 
 
■このおじさん
 本当に、譜面に集中して弾いています。
 にこりとも笑わない。
 
 黒ずくめ、ギョロ目
 白髪の短い髪の毛
 
 もう、町であったら
 すぐによけます。
 
 
■もうね
 譜面台にかじりつくように
 にらめつけて
 
 すごい迫力で演奏するんです。
 
 小さい楽器なので
 音量は出ないのですが
 (ウクレレみたいですね)
 
 
 
■だけど
 コンサートが終了したとたん
 ニコニコと笑顔になって。
 
 グラッツイア!
 (ありがとう)
 
 と切り替わったのでした。
 
 
■真剣さが違うなと
 思ったしだいでした。
 
 ともすると。
 自分を振り返れば
 
 自分がどう見られるか。
 失敗したらどうしよう。
 (どうしようもないのですが)
 
 なんて、ことばかり
 考えていた時期がありました。
 
 
■このおじさんは
 そんなことに興味がないでしょう。
 
 自分の構築して来たギター演奏を
 活用して、僕らに伝統の音楽を
 聞かせる。
 
 そのことに一点集中。
 
 
■たしかに
 このおじさんが間違えたら
 どうか?
 
 この真剣に弾いているおじさんは
 それでも格好いい。
 
 おじさんにミスは見られませんでしたが。
 おそらくミスしてもかまわぬ情熱で
 演奏し続けるだけだと思いました。
 
 
■もちろん演奏をはじめた
 
 ばかりの人は、不安が多く
 
 自分を保って、演奏を開始して
 終了するだけで大仕事ですね。
 
 それは前回の、旅に出て帰ってくれば
 オールオッケー!
 
 と同じです。
 
 
■僕にとっての反省ですが
 
 だんだん、慣れて来たなら
 余計なことが気になったりしますが
 
 シンプルな演奏の目的は
 
 「音楽の素晴らしさを
  聞いてくれる人と分かち合う」
 
 これに尽きると思います。
 
 
■この原則にしたがった上で
 
 人によって、なごやかなおしゃべりを
 演奏前にしたってかまわないですし。
 
 派手な演出をしたっていいでしょう。
 アレンジは自由自在です。
 
 
■ただし、この原則を忘れ
 
 自分がちゃんと演奏できるとか
 上手に演奏できるとか
 
 聞く人にとっては、深い関心の少ない事
 
 これを確かめるために演奏をする比率が増えてきたら
 聞く人にはすべて伝わってしまうのでしょう。
 これでは共感は得られにくいです。
 
 なぜなら、これは奪い取る意識であり
 分ちあう、という与える意識の反対にあるもののようです。
 
 
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┃【今日のうずまきシステムデザイン】

┃ ■自分がどう見られるか。
┃  失敗したらどうしよう。
┃  そんなことに興味がないおじさんの演奏は
┃  格好よかった。

┃ ■演奏の目的はこれに尽きる

┃ 「音楽の素晴らしさを
┃  聞いてくれる人と分かち合う」

┃ ■ただし、この原則を忘れ
┃  上手に演奏できるとか
┃  聞く人にとっては、深い意味の少ない事

┃  これを確かめるために演奏をするなら共感は得られない。
┃  それは奪い取る意識である。
┃  分かち合う、という意識に立ち返ることが大切である。

┗━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛
 

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