ウクレレ教室:いいものはすべて繋がっている2〜コード脈

【いいものはすべて繋がっている2〜コード脈】───────────────────────────────────■繋げていくのはメロディだけじゃない さて先日は書道の筆脈の例も挙げて メロディーをつなげていく話をしました。 ただしこれ、メロディーだけにとどまらず コード弾きでもいずれかの音がつながっている すると途切れる事の無い充実感を得られるものです。■例えばキーFの3コード FとBbとC7ですが、 どう押えていますか? Fは  2弦1フレットを人差し指  4弦2フレットを中指  のパターンが多そうな気がします。 Bbは  1フレットセーハ(人指し指)して  3弦2フレットを中指  4弦3フレットを薬指 C7  は簡単な押え方なら  人指し指で1弦1フレット■コードチェンジが出てくると FからBb これは1フレットセーハするために 人指し指を2弦から4弦に移動する! そんなチェンジをする方もいるかもしれません。 しかし、3弦、4弦は1フレットよりブリッジ側で 中指、薬指がフレットを押えます。 だから、1フレットを押える必要が実はありません。 だからFのときのまま、人指し指は2弦より上に行く必要がなく。 そのまま寝かせて、1弦1フレットも同時に押えればいいのです。 空いていた、中指薬指は訓練で素早く押える事ができるでしょう。■FからC7、BbからC7 これはいずれも、人指し指の先が1弦2フレットにあります。 これを1弦にずらす。 他を放すだけなので 最小の距離で行けますね!■FからC7のハイコード これは1、2、3、4弦の3フレットセーハと 3弦の4フレットを押える場合が多いと思います。 これは気にしないと92%の方が人指し指でセーハしますね。 「中指でセーハ」 してみて下さい。 Fの時に中指が4弦2フレットにあるので これを3フレットにずらす。 薬指を3弦4フレットに入れる。 これが最短の移動です。 最初は押えにくくても、 慣れると人指し指を使うきがしなくなります。■BbからC7ハイコード これは。。。。 先ほどの考え方でいくと薬指が4弦3フレットにあります。 そのまま3フレットセーハして小指で3弦4フレット に、、、 行きたいところですが、僕もまだ慣れていません。 中指が3弦2フレットにあるので4フレットまでスライドさせつつ 人指し指を2弦から4弦に引き上げる。 これが、実際には安定して合理的にできる運指かもしれません。 もちろん薬指セーハにトライする方はやってみて下さい。 セブンスコードを弾く時は高橋もやります。 薬指セーハで、小指が1弦、セーハの1つ上フレットを押えますよ。■C7ハイコードからFへ C7が人指し指セーハのときは 行きと同様に中指を3弦上で4→2フレットに スライドさせながら 人指し指を4弦から2弦に移動 C7のセーハが中指のときは 中指を3弦から2弦に移動させつつ 空いている人指し指を2弦1フレットに乗せるだけ。■以上のように 同じ指を同じ弦の上でスライドさせると その弦の音にスラーがかかります。 メロディがスラーがかからなくても いずれかの弦にスラーがかかれば 伴奏でも前後が繋がって行きます。 ぶつぶつと、ぶった切れた演奏は時に寂しい。 しかし今回の運指を意識して繋げて設計すると 「繋がった充実感」が味わえるようになります。 そう、生命、伝統、あらゆる良いものは 脈々と繋がっているのです。 コードの繋がり=コード脈 お試しくださいね!━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛「ウクレレとは何か?」という基礎から知りたい方は「ウクレレ楽しい大學オープンキャンパス」無料講義をご覧下さい。https://ukuleleschool.net/ukulelelesson/また、このブログ記事は、日々のメルマガより抜粋修正してお届けしています。メールマガジン「うずまきシステムデザイン論」に登録頂ければ最新の研究レポート(笑)がリアルタイムに自動で届きます。