ウクレレ教室:コード感の変化をハッキリさせる方法

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<今日のうずまきシステムデザイン論>

【コード感の変化をハッキリさせる方法】

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■運指の基本は最短移動

コードチェンジ、運指の第一法則は(!)
移動距離を最短にする!

ズバリこれです。

(お手元にウクレレをご用意下さい)

例えばFからDmであれば

Fコード
人差し指 2弦1フレット
中指   4弦2フレット

ですがこのまま、中指を寝かせて
3弦2フレットも一緒に押える。

もう一本指を足す事無く
移動距離を短縮します。

■FからC7の場合

さらに

Fコード
人差し指 2弦1フレット
中指   4弦2フレット

このとき、4弦に中指があるから
この中指を3フレットセーハにして
薬指で3弦4フレットを押える。

最初は、難しいですが
運指の原理原則を適用して行くと
左腕、手指全体の広さを使い
中庸の位置を探って行くと

音が出て来るようになります。

そして!

移動が楽!早い!
だって、移動距離が短いです。

人指し指が2弦1フレットから
3弦4フレットまで移動なんて
遠いですからね。

■最近多用し始めた例

最近気がついた例としては!
(25年弾いて初めて)

AからE7です。

人指し指 3弦1フレット
中指   4弦2フレット

の普通のAですが、
この中指を2→1フレットにずらす。

空いている小指を1弦2フレット
同様に薬指を3弦2フレット

場合によってはこちらがスムース。

かなりの移動距離が短縮されますので
コードチェンジの労力も時間も減少。
よって素早いチェンジが可能。

難しい曲になるほど、効果が出て来ます。

■以上のような頻発する

コードチェンジは効率化すれば
以降のすべての楽曲に使えますので
人生の早い段階で学ぶ。

そして、使えば使うほどお得です(笑)

もっと早くしっておけばよかった!
とレッスンを受けた方が口々におっしゃる。
そいういうポイントであります。

■上記のような基本的な部分以外にも

ローコードとハイコードの行き来
などでも、徹底して移動距離が少なくなる
この場合も特に、

同じ弦の上を同じ指が動くように
運指を組み立てることが多いです。

従って音が繋がって、音楽的になる。
(スラーがかかる!レガートになる!)

そんな発見と、実践を絶えず繰り返しています。

■最短移動=なめらか=輪郭マイルド

さて、このように、いかに移動を小さく
コードチェンジするかを極めると。

音が繋がって来て,なめらか〜
になるわけですが。

輪郭はマイルドになります。

■メリットとデメリットはコインの表裏!

なめらかに弾けるのはいいけど
なんだか、ぼんやりしている!!!

もっと、ぱきっと
コード感の変化が欲しいわ!

というときが出て来ますよね。
そんなときこの

なめらか=運指最短
の逆をやればいいのですね。

■輪郭線=音の途切れ

このコードチェンジで指が移動し
音が途切れると、輪郭線が生まれます。

絵画などの色と色の間の線ですね。
これが黒なら目立ちませんが、白なら!

くっきり、ぱっきり。
この弦をまたいだ指の移動により
一度音が途切れる、これが白輪郭線となりますね!

■メリットとデメリットは表裏!

あえて、

弦をまたいだ指位置変更や
セーハ→多数指を使う

など、なめらかさと逆の運指をするのです。
なにも考えずにやっても効果は小さいですが

ある程度、なめらかに弾けるようになってきた
その後に使うと効果が絶大です。

なにごとも、表現はコントラストですから!

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