ウクレレとは、フレットという縦糸、 4弦の横糸で音楽を織り出す楽器

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<今日のうずまきシステムデザイン論>
【ウクレレとは、フレットという縦糸、4弦の横糸で音楽を織り出す楽器】
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■ウクレレは弦楽器

12フレットは弦の長さの半分で
音の高さが1オクターブ上がります。

オクターブは螺旋階段のように
上から見ると同じキャラですが
横からみると高い性質。

ドレミファソラシド〜
上のドレミファソラシド

と弦の響く部分を短くすると
音も高くなります。

■ドレミファソラシド

という音階ですが
弦の半分を12フレットとして
その間を均等ではないですが
12分割しまして

各1フレットを半音と決めて
2半音を全音と決めます。

最初の解放弦の音から始まり
全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音

と進むと、
解放弦、2フレット、4フレット、5フレット、7フレット、9フレット、11フレット、12フレット

ドレミファソラシド
の響き、スケール、メロディが得られます。

■ピアノはCから始まる

ドレミファソラシド
を白い鍵盤に配置し
間の半音を黒鍵盤に配置した楽器

五線譜はこの楽器に最適なシステム
だからクラシック、ポピュラー音楽
の標準になっています。

■全全半全全全半

と覚えますと
弦の上でどこから弾いても

ドレミファソラシド
といつもの響きが得られます。

音は相対的に、螺旋的に響く
聞こえるようですね。

■ウクレレにもどります

ウクレレのチューニングは
4弦 ソ
3弦 ド
2弦 ミ
1弦 ラ

となっていますね。

3弦から始まって
全全半全全全半

と進めば

■Cメジャースケールのドレミファソラシド

ですが、1本の弦で指を往き来
忙しくせずに4半音すすんだミ
からスタートした弦を2弦に配置。

■さらに3半音

最初のドから合計7半音進んだソ
を4弦に配置します。

さらに2半音進んだラを1弦に配置

左手の親指の位置などポジション
を変えずにドレミファソラシド
が弾けますね。

1本の弦から4本に増やして
弦の長さ(縦)次元から解放され
隣の弦という横次元がうまれます^_^

■ドレミファソラシド

1本の弦で順番に弾きますと
一次元ですが、

時系列順ではなく構成要素の
ド、ミ、ソ
を一緒に弾くと
調和した響きが得られます。

最初の音から4半音、7半音
という相対的な音の位置で響きの
性質が出てきます。

■だからよく使うコード

に便利なように、チューニング
がソドミラになって来たのでしょう。

4、3、2弦を弾くだけで
ソ、ド、ミ

つまりはドミソのCコードに
なっています。

1弦については3フレットを押さえれば
1オクターブ上のドが出ます。

1弦 3フレット
2弦 0フレット(解放)
3弦 0フレット(解放)
4弦 0フレット(解放)

と弾くとCコードが得られる由来です。

■コードは並行移動で作れる

弦楽器が便利なのは指の形
というか押さえる位置で
音同士の相対的高さが保持されること

さっきの
3 ド
0 ミ
0 ド
0 ソ

左手は〜
2フレットを人差し指で1.2.3.4弦
全部押さえる(セーハする)
そして小指で1弦5フレットを追加

を2半音ずつ上げると
5 レ
2 ファのシャープ
2 レ
2 ラ

というふうに
Dというコードが出来ます。

■同じカタチでスライド

させれば3弦の音を開始とした場合
のメジャーコードになるわけです。

そんなわけで経験的に
多く使われるコードが押さえやすいよう
チューニングは決まって来たのでしょう。

■次元で捉える楽器の楽しみ

フレットで縦次元を刻む
複数弦で横次元を作り出し

このことでウクレレのような弦楽器は
少ない弦で色んなコードやメロディが
弾けるようになっています。

ただし同時に鳴るのは4音までです。
あとは打撃音をいれるとか^_^

■ピアノは1音につき弦が1セット(鍵盤)

ありますから、

10本の指以外に二人で弾いても
肘や足、顎、額、ネコ、尻など^_^
鍵盤の数だけ同時に音がでる楽器

そのかわりに気軽に持ち出しにくく
車や飛行機でどこにでもという
ウクレレの手軽さとは程遠い^_^

ウクレレの魅力の一つはいつでも
音楽と一緒にいられるところですね。

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