琵琶法師のカメラワーク

こんにちは高橋です!

本日も産経国際書展の招待ハガキを発送。
あと7枚ほどあります。詳しくは本論あとにて。

昨日はレッスンの後
都内某所で琵琶と笙の響きを
聞いて来ました。

琵琶については帰りに
こちらの書籍「琵琶法師──〈異界〉を語る人びと」
link.amazon/B0fh9AQUL

も読み始めています。

今回の演奏では薩摩琵琶と楽琵琶
を両方演奏があったのですが

薩摩琵琶は大きな撥(ばち)でバシバシ叩く。
演奏もスラッシュメタルというジャンルの演奏が
真似したのではないかというほど激しく美しいもので

楽琵琶は雅楽で用いられる琵琶で
しゃもじくらいの撥で最後の1音は叩くように
ボディに当てていく感じの奏法でした。

いずれにしても叩く奏法が残っている
これがウクレレの伝統とも共通します。

そして琵琶の起源をたどると
中東から中国を経て日本へ
ということですが中国でも
琵琶を弾きながら物語をする芸能者が
いたようです。

日本では平家物語を琵琶で弾き語る
耳なし芳一の物語が有名です。

琵琶法師という芸能者の方々は
盲目だったりする瞽女の方だったり
東北に行くと津軽三味線になりイタコだったり
巫女のような存在と重なる部分があります。

目が見えない人にも
役割がありそれぞれを活かし合う
日本のセーフティネットかな
とも考えて来ましたが

目が見えない人は、物事を
視覚情報で例えることが実体験からは
少なくなると思われます。

言葉で切り取ることが減る分

見えない世界をもっと直接的に
感じたり表現している可能性も
あるのではないかと思うんですね。

演奏会の説明にもどると

現代の歌は恋の歌など
私からの視点で歌うことが大変多いが

琵琶で語られる物語には
まるで映画のように
大胆なカメラワークがあります。

壇ノ浦(ショートバージョン)
でも

引いた視点からはじまり
(戦をみまもる第三者 歴史の視点)

平宗盛の視点
源義経の視点
二位尼の視点

合戦が終わると
また引いた歴史の視点にもどる

などなど

語りのカメラワークが
いろいろ切り替わる
のが特徴とのことでした。

見えない人が語り継いできた
物語にもかかわらず
さまざまな視点が映画のように
切替り接続されて統合されている。

じつは見えない人であるからこそ
いろいろな人や存在から聞いた話を
まるで自分の体験のように統合して
再編成できたのだろうか。

はたまた、夜眠っている時は
目を閉じているのにいろいろ
見えているように、見えてくるのか。

私たちは「見る」ことで世界を理解している…
と思いがちです。

しかしこの語りの世界を考えると

見ようとするほど見えない世界

反対に

見ようとしない方が、より
明らかに見えてくる世界もあるのでは無いか。

音の世界もその入口の1つかもしれません。

さらに別の視点につづきます。

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