ウクレレ上達の法則:余計な音は足さない、それはエゴだから

今日も教材作成中。明日から名古屋ハワイフェスティバルが開催されます。
僕は明日夜はいりまして土曜と日曜2回ずつのワークショップ日曜に一度演奏します。
昨日は、そのワークショップの教材を作っていました。といっても譜面を書いたりしていたわけではなく説明して一緒にやる内容をノートで構築しています。
3コードでできる曲を一緒に弾いて歌う。という、一見よくある内容ですが。3コードのそれぞれの特徴から基本の流れを説明し、味わう。
比喩的表現を多く使って体感的に分かりやすいワークショップにしようと思います。
■先日広島のハミングバードカフェにて ワークショップをやったのですが 参加されたKさんからお便りが来ました。
 ______________________ ご無沙汰しております。 ブログの内容とても興味深いですね。
 あの日学んだこと自分にとってとても大きな一歩になりました。 イベントに参加出来て良かったです。
 ところで、あの日習った”海”ですが、 シンプルででもとても印象的なアレンジが気に入って 自分のライブで演奏したりしてます。
 今更ながら伺うのも失礼を承知ですが、 差し支えあるようでしたら 今後ライブでの演奏は控えます。
 また広島で演奏する機会などありましたら聴きに行きたいです。
 K ______________________
 Kさん、嬉しい感想ありがとうございます。
■ぼくのアレンジはどこでも 演奏して下さってけっこうです。
 大歓迎です。 前後の雰囲気等に問題なければ 僕のアレンジであることを 紹介頂けると幸いです。
■さて、シンプルでもとても印象的 とアレンジについて書いて頂きましたが。
 これは、もとの曲がいいのです。 良い曲を選ぶのはとても大事ですね。
 オオタさんのレジェンダリーウクレレ なんて古今東西のノンジャンルで ジャズもクラシックも良い曲ばかり入っています。
■作品の良さを式にすると
 作品の良さ=曲の良さx演奏の良さx音の良さxアレンジの良さ  となるかと思います。
■だれでも楽に弾けてかつ美しく聞ける となるとこれはもう 曲の良さが大事です。
 僕の場合はこの曲のよさを最大限引きだしたいので 余計な音を削ぎ落とすようにします。 というよりムダな音を足さない。
■するとあら不思議。 これが良いアレンジだと言って頂ける。 単純に難しいことが得意でないのですが。
 良い曲を選んで、メロディーがしっかり聞こえて リズムがはっきりして、シンプルすぎるくらいの ハーモニーにほんのちょっとだけスパイスを効かせる。
■なんだかお料理の話みたいですが これで他の演奏家の方も弾いてみようと 思って下さるものができるのですね。
 ウクレレの生徒さんにピアノと合唱の先生も いらっしゃるのですが、そこをとても 評価して下さいます。
■考える事は良い曲のもとの良さを活かす  そうするとこの式において 作品の良さ=曲の良さx演奏の良さx音の良さxアレンジの良さ
 曲の良さは まずオッケーで(偉大な作曲家のおかげです)
 余計な事をしない(できない:汗)でアレンジの良さも ある意味オッケー。
 そうすると演奏も簡単になるので、演奏の良さもクリア。
■いい感じですね。 あとは音の良さ、これは正直、時間をかけて 磨く部分です。 良い楽器を買っただけでは音は良くなりません。 まあ、比べれば良くなりますが。
 ■全体的に迷いがなくなると 指が素直に、ムダ無く動きます。 そうすると大きく動かす事ができて
 (音を出すのは一瞬のことですが  それ以外のときも大きく動きながら  ある種の思考や選択が行われる状態)
 指が弦にあたる速度が早くなり エネルギーが多くなり純度の高い 良く通る音になります。
■というわけで後にも先にも 考える事は曲の良さを活かす。 そのために余計な音を足さないということです。
 服装とかもそうかもしれません。 書道なんてもろ同じですね。
シンプルな土台があれば、その上に装飾的な柱や屋根や壁が出来ても活かし合い問題ありません。そこでは贅を尽くした細かい技術も良さが発揮されます。
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 そうすると表現作業じたいもシンプルになる。
 ただし、純度を挙げる為には磨きを掛ける事が必要。 毎日、1こすり 共に磨いていきましょう!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■