日別アーカイブ: 2019年5月11日

【生音 VS マイク VS ピックアップ】ウクレレ教室

■ピックアップの話のつづき

(目的)

・会場が野外でマイク収音がしにくい
・バンド編成など他の楽器のボリュームが大きい
・ステージを動き回りながら演奏するスタイル

などの場合

ピックアップと言うマイクを
ウクレレに装着または内蔵して

「音量を稼ぐ」

のが割と一般的です。

■そもそも生音の情報量は?

ウクレレの鳴る音(楽器自体、トップ、バック、サイド、ネック)の振動
+演奏家の体に響く音
+会場の反響
→聞く人の耳

ということで
楽器自体の響きだけでなく
演奏家の体の響き
空間の反響音などを

総合した音を聞くことで
その豊かさを音から感じる

この豊かな情報量
があるわけです。

■ピックアップというのはマイク

生音をマイクで集音する場合

ウクレレの鳴る音
+演奏家の響き
+会場の反響
(の一部)
→マイク
→ケーブル
→PA:ミキサー(アンプ、イコライザー、ミキサー)
→ケーブル
→スピーカー
→+会場の反響
→聞く人の耳

ですが
ピックアップとなると

ウクレレの鳴る音
(の一部:主にトップ材など)
→ピックアップ※
→ケーブル※
→ダイレクトボックス(プリアンプ内臓)※
→ケーブル
→PA:ミキサー(アンプ、イコライザー、ミキサー)
→ケーブル
→スピーカー
→+会場の反響
→聞く人の耳

※が追加部分

つまり

音量の稼ぎ易さ
 ピックアップ>マイク>生音

を得るために副作用として

情報量
 ピックアップ<マイク<生音

となるわけですね。

■つまり情報量は減り、機材が増えます

音量をかせぐために機材は
増えて行く訳ですね。

機材が増えるということはその
特性によって変動する可能性が増える。
ということなんです。

マイク1つでも
ノイズの多い少ないや
低音がよく拾える、高音が得意
など特性があります。

マイクほどではなくても
ケーブル1本、あらゆる機材に
そういう特性(得手不得手)があるんですね。

それを調整するために

プリアンプ     = ピックアップの音は小さいので増幅
ダイレクトボックス = ノイズを増やさない 高音やせを防ぐ
アンプ       = 会場に合わせ音量の増幅
イコライザー    = 高い、中くらい、低い音などのバランス調整
ミキサー      = 他楽器や歌のマイクとのバランス

などを使って最終的に
音を届けるんですね。

■オペレーターさんがやる

というわけでミキサー部分
(アンプ、イコライザー、ミキサー)

は会場にオペレーターさんがいれば
不要ですが、いない場合は

そこまで、考える必要が出て来ます
(全く無視してなりゆきというのも、無くはない)

■こまかい話ですが(読み飛ばしてオッケー)

小さい会場ですと色々
無視できるかもしれません。

その場合、ギターやベース
などはそのアンプから直接出した音で終わり

キーボードや歌、ウクレレなどは
上記の流れでミキサーに入れる
かもしれません。

大きな会場ではギターやベースの
アンプにマイクをセットして
全部をミキサーに入れます。

■ダイレクトボックス

ウクレレに関係するところで
ダイレクトボックス

は会場に置いてあることが多い
ですが

基本性能のみのもの
となるので、ウクレレなど
アコースティック楽器奏者は

自分のダイレクトボックス
(プリアンプつき)

を持ち込むことが多いです。

つまり

ピックアップ付きウクレレ
を買うと

少なくなった情報量を
なんとかいじって補完?するため。

ケーブル
ダイレクトボックス(プリアンプ付き)

を買う可能性が高まります。
欲しくなってしまうんです(笑)

※ダイレクトボックスのもう少し
詳しい説明はこちら(サウンドハウス)
https://www.soundhouse.co.jp/howto/pa/di/

明日以降、タカハシの使って来た機材
なども紹介していきますね。

━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛

普通の会社員が世界のウクレレフェスに出れた思考をお届け!!!
このブログ記事は、無料メルマガより抜粋修正してお届けしています。

メールマガジン「うずまきシステムデザイン論」
に登録いただいた方には!
16の動画、22の音源をプレゼント!
最新の情報が自動で届きます。
メルマガのご感想はこちら

■【NEW】14日間ウクレレ上達メール講座

初心者が写真と動画で基礎から学び上達する思考が身につく
生徒さんのお悩み(以前の教室や教材で教えてもらえなかった)
から以下を解説しました。

・楽に演奏できる安定感の秘密・疲れないウクレレの持ち方・右手の技術:ストラム(音色と音の長さコントロール):ピッキング(ギターとは違うウクレレ独自の。。。)・左手の技術:運指の考え方(音を歌うように繋げる)(狭くならない角度の調整)(ルールを覚えると=全部覚えなくて良い)・上達する練習の考え方・物事が上達するための4段階(各段階でやることが違うので間違うと上達が難しくなります)・エクササイズの紹介・リズムの考え方(強拍弱拍は誤訳)・エクササイズの応用で曲ができる(演奏の設計という考え)etc…

14日間ウクレレ上達メール講座登録はこちら。