ウクレレ教室:速く弾かなくても疾走感が出せる秘密とは?!:ロールストローク解説

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<最近の活動>▼ジャカソロ入門 ご感想───────────────────────────────────■こんにちはTakashiです!
 本日もジャカソロ入門のご感想いただいております。 ______________________ 高橋先生
 お世話さまです。 無事にダウンロード完了しました。
 dropboxも一瞬、登録が必要かと戸惑いましたが それ以外は問題ありません。
 早速、晩酌しながらウクレレ片手に拝見いたしました。 先ずは先生の勢いあるジャカソロのお手本(ヒロマーチ)。
 流石、この走り抜けるような爽快感がジャカソロの醍醐味ですね。

 そして課題曲、一見簡単そうな曲を題材に解説。 ギター経験者ならば物足りない題材と思いきや、 ギターの単音ソロやコードバッキングには使わない
 左手のコードフォームをキープしながらの 指の反らす、寝かす等のワンポイントになるほど〜。 意外と思ったように指が動かない(涙)
 手首の回転を利用したストラム、 主メロを強調させるためのポイントなどは 初めて聞いた気がします。
 最後はロールストラムverのヒロマーチ。 解説がないのは残念ですが、 きっと次回作にて解説して頂けると期待してます。
         匿名希望のウクレレ経験者さん
 ______________________
 匿名希望のウクレレ経験者様ありがとうございます!
 ウクレレ経験者でありながらギター経験もあるようですね。 楽器の経験豊富な方にも飽きずに楽しんでいただける
 ウクレレならではの技術も紹介できたと言うことで 非常に嬉しく思います。
 ジャカソロ入門 https://ukuleleschool.net/ukulelelesson/jakasolonyumon/
 次回作(あれば笑)では解説したいと思います。 本日は匿名希望さんのフォローアップも兼ねて。
■さて、それでは本日のうずまきシステムデザイン論〜人生に豊かさを組込むヒント〜
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<今日のうずまきシステムデザイン論>【速く弾かなくても疾走感が出せる秘密とは?!】───────────────────────────────────
■ウクレレならではのロールストローク
 ロールストロークと言うのも 確かにウクレレの特徴的なテクニックです。
 フラメンコギターなどは、指を散らせるような 小指スタートが拍の頭にあるロールのようですが (様々なタイプがあるかもしれませんが)
■高橋の弾くロールとは
 小指から始まって、薬指、中指、人差し指 そして最後「親指」も弦に触れてきますが。
 主の音符は親指で弾きます。 つまり小指〜人指し指は装飾音符として弾いています。
 ヒロマーチなど、1拍目にロールがある場合 (2拍子なので 1拍、2拍 のくりかえし)
 仮に2拍目の裏から小指、薬指、中指、人指し指 そして、1拍目の頭に親指がくるというわけです。
■小指〜人指し指は開かない
 小指から人差し指は装飾音なので 音楽的に意味を持たせたくない。
 だからあの指先を散らすような ピッキングするような動きはあえてしません。
 軽く握ったまま、真下に落としていくような形です ただし親指は意味を入れる音なので閉じるような 握るような方向でまとめていく動きを入れてます。
■物理的なコントロール!
 また、いつでも小指から人指し指を全部つかうか?! というとそうでもなくて、むしろ音符の長さで指の本数を増減します。
 ロールバージョンのヒロマーチでは 2分音符の次にロールが来る場合は 間の時間が沢山あるので 小指〜人指し指までたっぷり弾き
 4分音符の次にロールが来る場合は すぐ弾かなくちゃいけないので  中指や薬指からスタートします。 (付点4分音符を薬指にすれば、かなり整合性がとれますね)
 このように、設計でむりなく表現を組み立てていきます。 (いつものように 笑)
■さて 疾走感のひみつ!
 いよいよ疾走感の秘密を紹介しましょう! これは、ジャカソロだから疾走感があるわけでは。。。
 ありません。
 ただしロールストロークに秘密があります。 ロールストロークを入れると同じ時間の中に沢山音が入る。
 緊張感、密度、が高まる。 (ジャカソロ入門でダウンロードした方は  ジャカソロバージョンの譜面を見て頂くと)
 最初の部分 2分音符(ロール)、2分音符(ロール)、4分音符(ロール) そして 2分音符(普通)
 と弾いておりますね。
 ロール(音が5個)、ロール(音が5個)、ロール(音が4個) と連続で来たとき、かなりの密度です!
 つづいて、2分音符(音が1個) これはものすごい開放感。  密度は1/5になります。
■速く弾かなくても密度の対比で疾走感が出る!
 この対比、コントラストの大きさで 疾走感が生まれるわけです。  密度と爽快感。 密度と爽快感。
 スピードを速くするという方法ではなくて 同じ速度のまま密度を変えて疾走感を出す。 この演出ができるのがロールのテクニックになります。
━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛
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