3つの原理原則で左手の演奏設計ができる(ウクレレ)

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<今日のうずまきシステムデザイン論>
【3つの原理原則で左手の演奏設計ができる(ようになっていきます:汗) 】
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■さて先日の続きです
 この世のモノゴトは「モノ」と「コト」に分類される。
 そんな話をしました。

 ウクレレ、チューナー、ケースなんてのが「モノ」
 ピッキング、ストラム、3連なんてのは「コト」です。

■抽象度のレベルという話もしました。

 そして「ウクレレ」「バイオリン」「ギター」
 などの具体的なものの抽象度を1つあげると
 「弦楽器」

 同じレベルに
 「弦楽器」「打楽器」「管楽器」

 が挙がりますが
 この抽象度をもう1つあげると
 「楽器」

 これを延々繰り返すと
 最終的には
 「モノ」
 に到達します。

■同様に「コト」について

 たとえば
 「徒歩通勤」「バス通勤」「新幹線通勤」
 は目に見える実態のない。
 「コト」の例です。
 これらの抽象度をあげると

 「通勤」

 同様に同じレベルで
 「通勤」「通学」
 を挙げて、この抽象度を上げると
 「通う」=往復の移動

 となり、さらに上げると「移動」となり
 最後は「コト」に行き着くのです。

■モノゴトとは森羅万象のこと

 というわけで、なにげに
 モノゴトなどといいますが、
 これらは森羅万象の抽象化の最高レベル!

 そんなふうに言う事ができるんです。

■逆に、高いレベルの把握ができれば

 具体は全部覚える必要がありません。
 「移動」しようと考えると。

 「舟便」「飛行機」「徒歩」「ワープ?」
 などなど具体策は想像できるわけですね。
 もちろん訓練は必要ですが。

■演奏についても同様で

 具体=個別の弾き方(下のレベル)
 原理=弾き方の考え方(上のレベル)

 と言う事ができます。
 そして原理原則を学ぶと
 好きな場面、曲に応じて
 適切な弾き方を設計できるようになります。

 時間は無限ではありませんので
 ひたすら個別を覚えるよりも
 原理原則を学ぶ方がお得ですね。

■原理原則を列挙すると

 具体的には後に説明しますが

 原則の例をあげていくと
 左手だけでも
 ○フィンガリング(運指)は時間軸で考えて
  各指の移動距離が小さくなるように設計する。
 ○弦をまたぐ指の移動を極力減らす。
 ○コードチェンジでは同じ弦上の指を起点に移動する。
 ○ネック側にある親指の移動距離も少なくする。
 ○弦を押さえた指が他弦をミュートしないように
  自由に指の位置を調整する。
 ○原則として指先で弦を押える
 ○指、手、腕はニュートラルな位置をキープする

 左手だけでもまだまだ挙がるかもしれませんが

■これも抽象度を上げれば
 
 ○移動距離を最短に
 ○安定感を保つ
 ○自由度を持たせる

 くらいに収束して来そうです。
 こんな子供でも分かるような原則

 これを、楽器の特性を知りながら学べば
 だれでも自由に演奏できて、アレンジもできる。
 (演奏設計ができる)
 そんな風になれるのです。

 技能ではなくて、技術として捉えるからです。
 ものごとは、出来るように捉えれば出来るのです。

 長くなりましたので今後に続けます。

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