■ピックアップの話のつづき
(目的)
・会場が野外でマイク収音がしにくい
・バンド編成など他の楽器のボリュームが大きい
・ステージを動き回りながら演奏するスタイル
などの場合
ピックアップと言うマイクを
ウクレレに装着または内蔵して
「音量を稼ぐ」
のが割と一般的です。
■そもそも生音の情報量は?
ウクレレの鳴る音(楽器自体、トップ、バック、サイド、ネック)の振動
+演奏家の体に響く音
+会場の反響
→聞く人の耳
ということで
楽器自体の響きだけでなく
演奏家の体の響き
空間の反響音などを
総合した音を聞くことで
その豊かさを音から感じる
この豊かな情報量
があるわけです。
■ピックアップというのはマイク
生音をマイクで集音する場合
ウクレレの鳴る音
+演奏家の響き
+会場の反響
(の一部)
→マイク
→ケーブル
→PA:ミキサー(アンプ、イコライザー、ミキサー)
→ケーブル
→スピーカー
→+会場の反響
→聞く人の耳
ですが
ピックアップとなると
ウクレレの鳴る音
(の一部:主にトップ材など)
→ピックアップ※
→ケーブル※
→ダイレクトボックス(プリアンプ内臓)※
→ケーブル
→PA:ミキサー(アンプ、イコライザー、ミキサー)
→ケーブル
→スピーカー
→+会場の反響
→聞く人の耳
※が追加部分
つまり
音量の稼ぎ易さ
ピックアップ>マイク>生音
を得るために副作用として
情報量
ピックアップ<マイク<生音
となるわけですね。
■つまり情報量は減り、機材が増えます
音量をかせぐために機材は
増えて行く訳ですね。
機材が増えるということはその
特性によって変動する可能性が増える。
ということなんです。
マイク1つでも
ノイズの多い少ないや
低音がよく拾える、高音が得意
など特性があります。
マイクほどではなくても
ケーブル1本、あらゆる機材に
そういう特性(得手不得手)があるんですね。
それを調整するために
プリアンプ = ピックアップの音は小さいので増幅
ダイレクトボックス = ノイズを増やさない 高音やせを防ぐ
アンプ = 会場に合わせ音量の増幅
イコライザー = 高い、中くらい、低い音などのバランス調整
ミキサー = 他楽器や歌のマイクとのバランス
などを使って最終的に
音を届けるんですね。
■オペレーターさんがやる
というわけでミキサー部分
(アンプ、イコライザー、ミキサー)
は会場にオペレーターさんがいれば
不要ですが、いない場合は
そこまで、考える必要が出て来ます
(全く無視してなりゆきというのも、無くはない)
■こまかい話ですが(読み飛ばしてオッケー)
小さい会場ですと色々
無視できるかもしれません。
その場合、ギターやベース
などはそのアンプから直接出した音で終わり
キーボードや歌、ウクレレなどは
上記の流れでミキサーに入れる
かもしれません。
大きな会場ではギターやベースの
アンプにマイクをセットして
全部をミキサーに入れます。
■ダイレクトボックス
ウクレレに関係するところで
ダイレクトボックス
は会場に置いてあることが多い
ですが
基本性能のみのもの
となるので、ウクレレなど
アコースティック楽器奏者は
自分のダイレクトボックス
(プリアンプつき)
を持ち込むことが多いです。
つまり
ピックアップ付きウクレレ
を買うと
少なくなった情報量を
なんとかいじって補完?するため。
ケーブル
ダイレクトボックス(プリアンプ付き)
を買う可能性が高まります。
欲しくなってしまうんです(笑)
※ダイレクトボックスのもう少し
詳しい説明はこちら(サウンドハウス)
https://www.soundhouse.co.jp/howto/pa/di/
明日以降、タカハシの使って来た機材
なども紹介していきますね。
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・楽に演奏できる安定感の秘密・疲れないウクレレの持ち方・右手の技術:ストラム(音色と音の長さコントロール):ピッキング(ギターとは違うウクレレ独自の。。。)・左手の技術:運指の考え方(音を歌うように繋げる)(狭くならない角度の調整)(ルールを覚えると=全部覚えなくて良い)・上達する練習の考え方・物事が上達するための4段階(各段階でやることが違うので間違うと上達が難しくなります)・エクササイズの紹介・リズムの考え方(強拍弱拍は誤訳)・エクササイズの応用で曲ができる(演奏の設計という考え)etc…