ウクレレ教室 僕が大嫌いだった書道を大人になってはじめたわけ

<今日のうずまきシステムデザイン論>
【先生と社会への関わり形を見る】 ───────────────────────────────────
■習い事するときに
どのように教室を探すか? について、
そのための視点を紹介しています。
そこで、今日は
僕が書道を始めるきっかけとなった話をします。
 
■ぼくが書道始めたのは社会人になってから。
小学生の時習字は嫌いで
授業であちこち真っ黒になり
おじさんが石けんを買うように
おこずかいをくれるほどでした^_^
(下手です。嫌いです!!)
高校、大学時代もロックバンド に明け暮れ、

日本文化については
なごみの「な」のカケラもない生活。
 
■それが社会人になりたてのある日
目的もないドライブの通りすがり
飛行機見学に覗いた自衛隊の基地
そこには特攻記念館という小さな建物がありました
特攻していった隊員の遺品などが展示してあるのです。
その一角、ある隊員の遺書には
筆文字でこう書かれていたのです。
「おとうと、いもうとよ
 兄はあす旅立つが
 お父さんお母さんのいう事を よく聞いて
 立派な大人になってください。」
 
■涙がとまりませんでした。
もちろん戦い、争いは嫌いです。
涙がでたのは、彼の家族への思いやりと
俺が、俺がという自我ではなくて
自分より外に価値を見出す考え方
そしてそれが書かれた文字の見事さに驚いたのです。
 
■日本人の美意識みたいなもの
に惹かれたのでしょうか
同じような字を書けば 彼らに近づけるかもしれない!
と思って書道を始めました。
(あの嫌いだった筆をふたたびもったのです)
 
■それから10年
今では外国に行くときに 手作りのカードを持っていきます。
現地でできた友達にあげるようにしておりますが
書は大変に喜ばれます。
 
■彼らの喜ぶ笑顔を見ると
もしかすると 日本の美意識みたいなもの
僕にも少しは表現できるようになって
カードに形を変えて 伝わったのかな…
と思うことがあるのです。
まだまだ技術は未熟でありますが。
 
■今思えば入会した書道教室ですが
海外からの生徒さんが多く
先生もヨーロッパの展示会に作品を出品しています。
もしかすると その先生の教えていること
これを通じてどのように
社会と関わっているか
そこにも人は強く影響受けるのかもしれませんね。
先生の活動、社会との関わり
にも注目して見てみるのもいいかもしれません。
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