ウクレレ上達の法則:長期の研究は決断を早く、短期決戦の時こそ先送り(後編)

 みなさんは読書はお好きでしょうか?ぼくは今も欠かさず本は読んでいます。
出張のとき、ほんの短い電車の時間。よるベッドにも本は欠かしません。
たまに本はよまない、という方もいますが。普通に考えて、知識や知恵の宝庫である本を活用しない手はありません。
本を読まない人は、読まないにも関わらずばんばん学びの精度を上げている人もいるかもしれませんが、
この世界で、実践だけで進むにはあまりにも事前知識が不足しムダがおおいので本は大きな道しるべです。
また、逆に本だけで深い知識を得る事はできません、本で浅く広く知り、そこから深まり人に関わり奥深く入っていくというのが常道ではないでしょうか。
■さて、昨日は 長期の研究はリスクを軽くして どんどん手を打ち、決断していくと
 述べました。

■僕の本の買い方はそのものズバリで タイトルがきになったらどんどん クリックで買います。
 たまに本屋で気になったら積んで レジに持っていきます。
■とうぜん全部よめなくて つんであるのですが、 ふと、手にして当たった という本は一気に読んで 再読します。
■そして同じ著者の本を片っ端から 注文して読んでいきます。 少々分野がもとの狙いとはずれても 流してでも読みます。
 また、書中に著者が参考にしたとか 勉強になったと挙げたものも良く買います。
 これらも合わせ読むと著者の考えが立体的に 分かるような気がしてきます。
■多くの未読図書と 読みかけて、そののままの本が 積み重なりますが。 面白くないものを最後まで読んでも 頭にはいりずらく、楽しくないので
■ずーっと置いてあります(笑)
 このように、けりをつけないことも 時には有効です。
■そして本題ですが! 今日は、後半の勝負のときには先送り という話です。
■トッププロのテニスプレイヤーについて 本に書いてあったのですが、 彼らが優れているのは動体視力などの 天然の部分ではなくて
 動作速度がめっぽうはやいとのことでした。 これは鍛えられる部分だそうです。
■そりゃそうだろ、と思うでしょう。 しかし、ここからですよ。  ただ、走って打ち返すのが早いから 強いのか?
■そうではないのです。 彼らはぎりぎりまで考えるのです。 ぎりぎりといってもコンマ何秒の世界ですが 動作速度が超高速なので コンマさらに数分の1秒 相手より余裕があります。
■その分、早く打ち返すのではなく考える のだそうです。
 そう、ぎりぎりまで先送りして 計算し尽くした最高の場所に打ち返すのです。
■この試合の勝ち負けのように 真剣勝負で短い時間でおこなう場合 極限の勝負になります。
 そこで最良の選択をするために 行動の開始を先送りするわけです。
■そして、その先送りのために さらに相手の先を行くほどの 肉体の機敏さを鍛え上げるのですね。
 ■これはウクレレなど音楽の演奏にも言えそうです。
 音楽はどちらかというと即興演奏など その場で作曲するようなものですから
 動作速度が早ければそれだけ一音を弾いている 間にも創作ができるかもしれません。
 ■もちろん書道にも言えます。 畳一畳の大作を作る場合にとくに 分かりやすいのですが。
 大きな筆にたっぷり含ませた墨は 手をとめていようが、動いていようが ぼたぼた、大量に流れ落ちます。
■だから一度、筆をあげたら 基本的に一気に書き終わりまで 行く必要があります。
 一画を書いて、筆を挙げて 次の一画に入るこの瞬間ですね。
■おそらく次の1画に入る位置を確認  するのは、前の一画を書き終わる瞬間 ほんの少しの時間でしょう。
 書くときも速い速度で書かないと どんどん紙が墨を吸い線がわるくなりますから
■一気に書くのですが、訓練を積むと やはり一画の中盤から終わりにかけて  一瞬の余裕ができる。 ここが思考の場ですので ■今度は早いだけでなくて 線が美しくなる範囲の早さでかつ 思考時間がとれる遅さに最適に コントロールして全身の動きを行います。
■そしてここで次の一画の始まる位置が 明確に計算できるので 一画とその間の墨ののらない部分を 一気に移動できる。 というわけです。
書のほうは微妙なたとえになりましたが雰囲気は伝わったらいいかなと思います。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【まとめ】
身体速度を上げて判断に使える時間を増やすということが全体のパフォーマンスを上げるんだというのが決戦のときの心得なのです。
だから基本の動作を反復し精度と速度を上げるのです!
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