褒めて伸びるとよく話がでますね。 これは最初は非常に大切というか効果がある。 中級までは効果的です。 しかし、上級から超上級では内燃機関 永久機関が必要になるんです! 思いおこしますと 僕はとにかく最初は褒めてもらったんです。 ウクレレの師匠のところに初めておじゃまして。 一言いわれたのが、あなたには教養があります。 でした。 僕にもそんなんあるんか!? 僕はそのころ、学校を出たばかりで 世界どころか世間をしらず、電話の掛け方も分からない。 (友人にはかけられても、仕事の電話のマナーもしらず) おそらく師匠の教育戦略というのがあって、 長いながーいスパンで僕という若造と向かい合って下さり ある種、1つの師匠の作品のごとく僕を鍛えて下さったのでしょうね。 ともかく、 「リズムがいい」 「暗譜するからいい」 「すばらしい」 と褒めて頂いた。 というより、「いいね」 と常に言って下さる。 口癖かも!? 師匠のレベルからすると大した事がなくても 僕の向上を褒めて下さるのだ。 いや、口癖か。 でも良い口癖ですね。 そのことが、嬉しくて、さらに練習して 師匠に褒めてもらおうと練習する。 これが、初級から中級、上級それぞれの手前あたりで これまでにも述べたように上達曲線がいったん平らというか 伸び悩みの時期がくる。 やがて僕としては コンテストなどで力を試したりしつつ、 ライブハウスなどでも演奏をし始めていく頃になりました。 このころ、人に評価されてどうこうというエンジンから 自分で評価するエンジンに切り替わる時期が来たのです。 もちろん褒めてくれる先生は素晴らしいですね。 粗探しはだれでも出来ますが、良いところを見つけて そこを伸ばす方が随分効率がいい。 ここのところで書きましたが、得意なところからはじめて 周辺に学習は広がりますからね。 伸びの加速度が下がると確かに、表面的には褒めることが 薄れていくわけです。 ここで続けられるかどうかというの微妙で大事な問題で。 ここあたりで、人に評価されてという意識から切り替えることが必要なんです 自分で自分の努力や向上(小さな!)評価が出来て 一歩の上達を味わえるようになる必要があるのです。 本当に微妙なハイレベルの向上なんてもう、達人意外 周りの人は気がつくわけがないですからね。 ただしこの誰も気がつかない向上を積み重ねる事が だれもが目を見張るような涙を流して感動するような 境地にたどり着く為の必要要素の1つであるでしょう。 こんな風に、褒められれば100%嬉しい状態から 意味付けを自分で考えて、当初の技術向上から一歩進んだ見方を 身につけるのが上級あたりで必要なことになります。 たとえば、演奏が社会的に価値があるとか、 以前の向上速度からは非常に遅いけどレベルが上がった状態での、 外からは見えないくらいの1歩の向上について 自分で意味を付けて満足することが出来るように 成って行くのです。 よって また教える方としては、最初はよく生徒さんの得意な点を見つけ、 言葉に出して表現し。 ゆくゆくは、自らが1歩の向上の重みを理解出るよう、 または、芸術が社会的に認められることの価値などについて 普段からよくよく話すと良いのではないかと思います。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 初級者は褒められて伸びるきっかけが出来る。 (自分では分からない部分が多いのだから) 上級者は打ち込んだ結果として比較的小さな 効果しか得る事ができない段階がくる。 だから、自分で一歩の価値を理解できるように なり永久機関をインストール必要が有る。 上達させる側としては、その一歩の価値を認め。 自らが高い哲学を持ち、その向上が社会的にどう いう価値があるか、初級の頃から伝え続けることが その達成を助けることだろう。 (そういう先生が探せれば最高ですね!) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ウクレレ上達の法則:上級から超上級 他賛から自賛へ:永久機関をインストールする。
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