【リズム以前のテンポを強化するメトロノームの使い方】
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■メトロノームの使い方?
今回は、メトロノームの使い方について
お話ししようと思います。
メトロノームほど費用対効果が高いツール
他にはないような気がします。
昨日レッスンしたクラスでは
ヒロマーチ、12番街のラグ
グーファス等
灰田先生から伝わるピッキングソロの数々
暗譜してきているメンバー
素晴らしいです。
■暗譜の効用
そして暗譜の良い点は
目が譜面から自由になると言うこと。
講師の動きを見る
自分の動きを見る
目を閉じて音を効く
など、1つ自由になることで
新しい部分に着目できるのです。
■講師の動きを見る
暗譜をするとまず
レッスンの時に講師の体の動きを
詳しく見ることができるわけです。
とっても大事な事ですが
体の動きが源となって音が出来ます。
気合いと根性で出る音もあるかもしれませんが
ほとんど99%は体の使い方です。
(なかなか、追いつかない場合は
動画なども役に立ちますよ)
■自分の動きを見る
目が空くから自分の動きを見る事もできます。
講師の音が出したくなければ論外ですが
その音が出したいけど
自分の音と違う!
こうなると両者の動き
指、手首、腕、などなど
細かい動きの違いを見つめ
このギャップを埋めていきます。
ギャップの発見と微修正の反復が
すこし上級のレベルアップ法です。
■微修正について
もちろん講師と自分の体格とか
骨格は全く同じではないので
その部分は自ら修正していく
その必要があります。
ただし、
最初の段階で大きなターゲット
にするには、良い方法なのです。
■目を閉じて音を聞く
そして1にも2にも
出している音を聞く事は
重要な訓練ですが
目を閉じると
視覚に取られていた注意力が
他に向けられるので
いつもより正確性に対して
鋭く聞く事ができると思います。
■さてメトロノームの話
メトロノームはテンポを知る機械なのに
なぜ目が自由になったことが大事
かと言うと!!!
この振り子の動きを
見ることをができるからです。
デジタルではなくアナログだからこそ
時間の前後の予測も可能なのです!!
テンポと言うと
「目に見えない概念」ですが
メトロノームの振り子は
これを「可視化」します!
これを見ながらテンポをとること
これは非常に助けになります。
なので1つはアナログのメトロノームを
もたれる事をお勧めします。
■具体的なメトロノームの使い方
さてメトロノームの使い方を2つ説明します。
1つはこれに合わせて弾く方法
もう一つは主体的に弾く訓練方法。
合わせて弾くというのは
このメトロノームのテンポに合わせる。
この努力です。
極限まで言うと音の伝わる速度
光の伝わる速度がありますので
メトロノームを聞けば聞くほど
必ず少しずつ遅れての演奏にはなります。
■人と演奏するとき
人と人が合わせる時は
お互いに合わせてしまうと
この遅れの理由で
カーチェイスのごとく
抜きつ抜かれつしてしまいますので
常にリーダーを決める。
(打楽器とかベースが多い)
このリーダーに合わせることが必要ですが
少人数2人で弾く場合でも1人をリーダーにして
そちらに合わせることが肝心です。
■自分でテンポを作っていく訓練
次は自分で責任を持ち
テンポを作っていく訓練。
メトロノームと自分の演奏が一致した時
メトロノームのカチカチ音が聞こえなくなります。
この状態で弾きながら維持するわけです。
テンポがズレてくると
カチカチが聞こえてきますので
この時テンポが崩れてしまったことに
気づくわけです。
■さらなる苦行(笑)
強拍(1拍目、3拍目)
にカチカチ音を設定することが多いですが。
弱拍(2拍目、4拍目)に
設定して弾くとさらに難しいです。
この場合はカチカチは消えない
(と思っています)
かなり難しくて高橋も
1曲ズレずに弾くのが難しいです。
■スローテンポからはじめる。
そして最後になりますが
最もオススメなのは
テンポを落としてメトロノームを使う事。
いつも好きなテンポで弾いているなら
それより確実にスローなテンポから
開始することをお勧めします。
■意外に難しいことに
気づくのではないでしょうか。
たいがい、音符の長い部分が短くなる。
さっと次に行きたくなります。
どんどん指が動く事が大事なのではなく
必要な長さ、音をだしたり休んだりできること。
(一番最悪の練習はいきなり速弾きです)
スローで音符の長さがきちんと弾ける。
ならば、テンポアップはカンタンです。
時間軸を圧縮すればテンポアップ
時間軸を伸ばせばテンポダウンになります。
こういう部分を押さえるにつれて
責任を持った音が出せる土台ができるのです。
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