:ハワイ生まれのウクレレは意外に湿気好き?!:ウクレレ教室

■高橋のウクレレが緊急入院となる

 ブリッジが剥がれてしまったのですが。
 
 直しに持ち込んだ御茶ノ水楽器センターで
 ウクレレリペアマン白土さんに聞いた話
 その続きを書いてみたいと思います。

■経年劣化というよりは

 接着剤のニカワが50年の寿命を全うした。
 というのが本当のところのようです。

 そして、ボディーの状態への湿度の影響
 これを白土さんに教えていただきました。

■前程として

 ウクレレのバックは曲線になっています。
 真ん中がふっくらしていますね。

 そしてサイドとトップは基本直角に作るんだそうです。
 あまり意識してませんでしたが確かに確かに!

■そして湿度が変化すると
 
 このバックに大きく影響がでてくるのです。
 曲線だから表面積も大きく、影響がでやすいのでしょうね。

 感想してこのバックが縮むと
 サイドがトップを引っ張るような方向に行きます。
 そして、サイド(横から)見てトップ材が「への字」
 に向かうように力がかかります。

 乾燥と変形ですから割れやすくもなりそうです。

■逆に湿度があがると

 バックの材が伸びてサイドがトップを押し上げる
 今度はトップ真ん中が凹んで上下がが浮き上がるような
 そんな形になってきます。

 凹んでブリッジとネックの距離が伸びると
 はがれる方向でしょうか。。。

■傾向の後は対策!

 これらの変化を起きにくくするには
 衣類用の密封ケースに入れて湿度を大体50%に
 保つと良いみたいです。

 高橋も早速、湿度計を買ってきました。
 ケースは探し中です。
 何かいいものがあれば教えてくださいね。
 僕も良いのがあったらお伝えしますよ。
 
 そしてケースに湿度計を入れて
 目安より高ければケースに乾燥剤を入れ
 低ければコップ1杯の水を入れてる。

 しばらく様子を見て良くなったら
 それらを取り除いて良いようです。

■生産地の湿度に合わせる

 どうやら、50%は目安のようです。
 そう生まれた故郷の環境に合わせるのだそうです。

 その生産されたときの湿度で伸縮が落ち着いているので
 そこから比較して乾いた、湿ったで変形するんですね。

 イメージでハワイはカラッとしていそうなんですが
 実は海に囲まれた島でかなり湿気が多いそうなので
 
 最適湿度を探される方は
 楽器が生まれた背景について
 調べても良いかもしれません。

 ありがたい情報を教えてくれた白土さんに感謝!

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