【メロディが支える曲の個性】
本日はさらに、音楽の要素について考えています。
音楽の3要素は
以前にも書いた事がありますが、
メロディ
ハーモニー
リズム
4つめの要素が
音質
ですね。
ある、「○○」という曲があるときに。
ハーモニーは変えても成り立ちます。
リズムも変えても成り立ちます。
メロディを変えると、これはどうでしょうか?
やはり、違う曲になってしまいますね。
ちょっとだけ変えると、○○風の曲になります。
ハーモニーは、ちょっと複雑なコードを加えてもいい。
ジャズ風「○○」曲ができますね。
ただし、大筋の進行はメロディで決まるものです。
リズムも、ルンバのリズムを使えば
ルンバ風「○○」になりますし、
3拍子を4拍子にアレンジして弾く事もありますね。
なので、ハーモニーとリズムは乱暴に言うと
アレンジの個性と僕は捉えています。
もちろん、厳密に言うと
それぞれの組み合わせによる
最終的な曲の個性
なわけですが、
そして、演奏の個性はこれに加えて
演奏家やバンドが選んだ楽器、演奏家
の出す音質(第4の要素)の個性が交わって
最終的な演奏の個性になってきますね。
すべてのかけ算です。
さらに聞き手の感受性や知性の蓄積が
感動の具合に影響してきますので
最終的な音楽体験はとても
個人的なものになります。
この個人的なものをなるべく
いいものにしてもらいたい!
と我々演奏家ははげむわけですね。
そのためには、
それぞれの要素の個性を活かし
料理していくことが大切そうです。
調理する包丁やまな板といった道具や
それを使う手の技やしくみもやはり大事ですね。
聞いて頂く方の、豊かな音楽体験
このために1つひとつ、楽しんでいきたいと思います。
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音楽体験
= 音楽設計
x 音質(演奏設計) x 受け手
=(メロディxハーモニーxリズム)
x(演奏 x 楽器 x 編成) x (経験x知識等)
だんだん、幅が広がってきましたね
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良い音楽体験は食事と同じ 素材x道具x手仕事x受け手の感性
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