世界のウクレレフェスから見るウクレレの位置 あおげば尊し ウクレレソロ3

本日は、台北に飛んでいます。今回も、4回目くらいでしょうか。台湾の友人
リッキーミヤさんを尋ねます。日本人会のイベントの演奏に参加します。とっても楽しみで。胸がじーんとしてきました。
 
さて、レッスンはあおげば尊し ソロ解説3です。
 
タブです~!

EbX | X X X X3 | 3 4 6 6X | 3 ー 3 ーX | 3 ー 3 ー

Ab  Eb   |3 3 X ー |4 ー 6 3 |3 ー 3 ー |5 ー 3 ー |
Fm7 Bb7  |X 3 1 ー |X 4 1 ー | 5 ー 2 2 |5 ー 1 ー |      Ebー X ー ー 3 ー 3 3 3 3 3 ー  ↑  コード
Fm7の薬指で3、4弦5フレットできると便利ですので練習してみてください。
________________さて、西洋と東洋の関係について感想ざっくり書きました。
西洋の伝統の上に東洋の新しいものを産むパワーをのせて全体を構築して行く。ということですが。
西洋がよりいいと言っているわけではないんです。両者が相対比しながら前進するということです。
東洋が最新になったあとはきっとそれが西洋に影響して東洋の伝統から西洋が最新を産む循環なのだと思います。
さて、そこで各地で見て来たひとつウクレレフェスティバルについて書いてみます。
アジアの庶民の生活と音楽の位置を見ていますと。ウクレレなんていうのは例えばタイではお金持ちの趣味です。
フェスティバルも日本の銀座みたいな場所(サイアム)で行われる。最新の流行の1つです。
本当の一般庶民は行きたいと思ってもいくのは気遅れするような感じだそうです。(屋台の焼き鳥1本4バーツ 僕のCD 400バーツです)
そいうい事も含め現地駐在の大学の後輩とも話しました。
彼は現地の日本の現地工場でワーカーをしきるマネージャーなので一般庶民を見ています。
僕のCD1枚が1日~数日分の給料レベルだったりするそうです。
アジアでは、小さい、現地の楽器メーカーとその周辺では動きがありますが、基本的に民間ボランティアという風土がウクレレについては確認できておりません。
(西洋では各地にクラブというサークルがあります)
現在では圧倒的に
企業(メーカー、ショップ)が組んでイベントを仕掛けています。
そういうわけで必然的に、ターゲットは裕福層になってきます。
メーカーがアイドルにウクレレを持たせて認知度を上げる。(実力派ではありますが)
ざっくりいうと韓国も企業主体ですね。ただし教育を超重視する国家なのでそろそろ学校教育にウクレレが入ってきているようです。(なんでもすぐ取り入れてやる国です)
クラシック教育の雑誌にウクレレも掲載されています面白いですね。
次ぎに西洋をみてみますと
実にアメリカでも白人の中年の趣味ですのですが、これは低所得層ではないことはそうです。
ただし市民のボランティアで各地のフェスが開催されています。企業は協賛で、出演者もメーカーの息のかかった人はほぼ皆無です。
アメリカのウクレレ弾き達という、フェスを回って生活しているような人々がいます。スーパースターではないけど、庶民のスターみたいな感じでしょうか。(演奏家の層が厚いのです)
まあ、カナダまでいっても、ニューヨークでもカリフォルニアでも同じメンバーがいるんですよ。北米ウクレレ圏というようなものですね。
ヨーロッパもスウェーデンを見てきましたがやはり地元のウクレレコミュニティ,ウクレレクラブが主体でフェスをやっています。アーティストはヨーロッパ全土から集まっていました。
アメリカも同様です。基本的に市民ボランティアでフェスをやるんです。そこに企業の協賛を集めて運営の足しにしています。
ステイはボランティアの家だったり飛行機代は出ないなんてことも普通です。でも、演奏のお礼はしっかり出ますよ。(音楽にたいする、演奏家に対する尊敬がありますから)
 
日本の市民ボランティアはこのあたりが弱いです。最初にアーティストも交渉すべきですが。双方そういう話をせずに、結局最後まで何も無い。ひどいと交通費もでません。欧米ではまずこういうことの話がきちんと先方から条件が提示されます。
 
(ビジネスっぽくないんですね。これだけしか 費用がないけど大丈夫か?みたいないたわりを感じます)
翻って日本は芸能を庶民が取り扱う歴史が浅いのでボランティアが価値を判定してフォローする点が抜けています。
文化を育てていくには演奏や社会性、活動の価値を判断して適正なフォローをするのが課題ですね。(企業も口を出さずに、フォローするとなお良いですね)
運営している人が文化を育てる地域を良くするということを念頭におきそのために継続して何をすればいいか考ええれば良い方向に向かいそうですね。
 
こんなふうに
企業主導のアジアと民間ボランティア主導の欧米
という図式がハッキリと見て取れます。この点では僕は欧米に見習う点があるように思います。
企業は文化をバックアップすればいいのであり
アイドルにウクレレ→知名度→売り上げに加えて
富裕層だけでなく庶民を中心に地域や国の文化に貢献する。
そういう姿勢を見せて行くときに新しい社会では、この会社はひと味違うと認知されてそれなりの役割をにない
社会と一体となって未来をつくっていけるのではないかと思います。
おもわず長くなりました。つづく

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