ウクレレ教室:メロディと伴奏の物理的な分離

【メロディと伴奏の物理的な分離】
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■きのうの続きです。
メロディと伴奏を意識的に分離するため
譜面のメロディの音にマルをする。
という話を書きましたが
試した方はどこがメロディか
伴奏なのか?
あいまいな部分がみつかったのでではないか。
と思います。
■あいまいな部分が明確になるのが
まず、一歩前進です。
明確でないメロディを
正しくはだれにも弾けませんから(笑)
○をつけるというのは可視化
メロディを可視化することにより
その意識化がすすみます。
■分からないメロディがあったら
歌もので聞いた事のあるメロディなら
楽に可視化、出来るでしょう。
わからない部分は歌の譜面、
歌集などで確認すると早いです。
また原曲を聴いてメロディチェック
するのが良いでしょう。
その上で譜面を確認すると
よい訓練になるのです。
■歌集のオススメは
何刷、何版も重ねたような
歴史の評価に淘汰されたものがオススメです。
タカハシはウクレレ用のアレンジ譜は
買いませんが、原曲のスコアや
器楽曲のアレンジスコアは研究用に買っています。
いずれにしても、
譜面作成者の力量が制約になりますので
注意が必要です。
■技術的に弾き分ける
さて、大事なのは
意識してメロディと伴奏を分けたら
これを物理的に弾き分けること。
気合いや根性や気持ちや
ましてやカオ芸ではメロディと伴奏は
決して分離しません。
ごちゃっと固まったままです。
無意識は恐ろしいモノで
■自分の想像の音楽が相手に聞こえている
という幻想に振り回されているので
まずは意識化する必要があります。
意識的に分離した後は
物理的に分離することで
オーディエンスにも意図したように
聞いてもらえるようになるのです。
■メロディと伴奏を物理的に分けるには
 メロディ=ピッキング
 伴奏  =ストラム
で弾くのが1つ。
全部ピッキングで弾くなら
 メロディ=親指
 伴奏  =人指し指
で弾くのがもう1つ。
アルペジオでメロとハーモニーが混ざる時は
メロのみにビブラートを効かせる。
全部ストラムで弾く場合は
メロディ担当の弦が一番鳴るように
ストラムの中心(最速=エネルギー最大)
がその弦に触れるように位置を調整する。
■上記のような具体的な技術
これで弾き分けるから
きちんと音楽の要素が際立ちつつ
溶け合って協調していく。
メロディと伴奏を意識上で分離し
それぞれ、この技術を訓練する事で
意識して弾き分けることが可能になります。
そして訓練がすすむと
メロディを意識するだけで
自然に弾き分けることが可能になります。
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