ウクレレ教室:ミスの意味は単なるシグナル

<今日のうずまきシステムデザイン論>

【ミスの意味は単なるシグナル】

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■先日ウクレレマニアで弾いたとき

ミニコンサートで弾いた
ある曲のある音が不安定

一発で良い音が出たり
出なかったりするんです。

また、ピッキングが
弱くなる部分が弾いてて

さらに、録音を聞き直すと
はっきり分かったんですね。

※やはり録音しておいてヨカッタ。

■本日その曲を練習していて

気がついたのは
「ある音に対して指が届かない」

とずっと、「勘違い」していた。
という事実なんですね。

※親指を同じ箇所に置いたまま
 小指でその音までは届かない
 という勘違いです

落ち着いてストレッチしてみる。。。

親指は同じ位置のまま、
不安定なあの部分は
「す」っと弾ける(汗)

ストレッチできない
と勘違いしているので
親指も一緒に離陸!
着地に失敗していたのですが

冷静にストレッチできれば
精度が一気にあがります。

■こんな気づきが1つあれば

上出来であって
後戻りせず、確実に
演奏が良くなるので

ああ、ヨカッタ。
となるんですが。

高橋にしても今なお
レッスンに行くと
びしっと教えてもらえるので
教えてもらいながら

視点を身につけるワケですね。
だんだん自分で発見できるように
なるため。

■最近も大事な視点だと思うのは

「ミス」の捉え方。

少なからぬ人が
必要以上に

「ミス」=悪

だったり
「ミス」にネガティブな
要素を込めているようで

一緒にレッスンしていても
ミスをされると。

おわちゃー!!!
うあーー!!!
あッ!!!

ギャッ!!!
すいません!
もーーー!!

と苦悩する方も
おられます。

※年単位でレッスンしていると
 「あら」くらいになってきて
 演奏も同時に安定していきます。

■「ミス」の定義が異なっていて

高橋は今では
(以前はうわってなってました:笑)

「ミス」=シグナル

と考えているんですね。
そのやり方、プロセスでは
まだ上手く弾けない。

というシグナルに過ぎない。

だから、うわーと思う必要は無く
では、テンポ落としましょう。

テンポは入れずに手順だけ
再度見て行きましょう。

とやる事は大体決まっています。

※もちろん同じままで繰り返しても
 またミスるだけですよ(!)

■慌てる必要がゼロなんですね。

これを、打つ手が発想できないと。
うわー!!!

となるかもしれませんね。

手順に分解しても出来ない場合は
そもそも運指だとか前後の設計が
マズイ場合がほとんどなので

自分で曲を練習しているときは
そこを考え直すのですが

レッスンでは、ここを経た結果
をお伝えしているので、
必要以上に焦らなければ

テンポを落としていくことで
ゆっくりでも進める場面が
多いと思っています。
※ゼロではないでしょうけど

■レッスンはミスの再定義なのかもしれない

こんな風に
ミスは悪でも必罰でも無いので

安心して弾く
ミスったら速度を落とす
それでもミスったら

テンポは無視して
手順を確認する。

それでもミスるなら
設計を見直す。

と冷静にやることは決まっています。

だから曲の練習というのは
想像したように進まないのですが
このステップを無視して

速く進んだところで
無意味なので仕方ないんですね。

■ミスって文化的には

ネガティブの意味づけが強いですね。

007の映画などでも
ミスしたら結講エライ悪者でも
サメの餌食になされたり。

ある共産主義国家だと
アナウンサーが主席の話を
喋ってミスると粛正される
なんて話も聴きます。

学校で、英語の時間に
「done」
の発音を当てられた加藤君。

自信がなくて小声で
「でゅーん。。。」

先生は「なに?聞こえん」
加藤君さらに小声で
「どーん。。。」

先生!
「聞こえない!!!
 ダーンか?
 ドーンか?
 デューンか?」(一同笑)

って怖かった。
やはりミスするのが怖くなりますね。

だから怖いのもダメで
くすくすあざ笑ってもダメで

間違えても
直せばいいだけ。
新しい正解を覚えるだけですね。

■レッスンでもゆっくり正解を繰り返していると

やっぱり、お伝えする側の
ミスに対する教える側の姿勢
というか

定義が教わる方に
伝わって行くようで。

慌てる事が減って行きます。
これって生きていても
他にも役に立つ場面があるのでは?

となんとなく思っている訳です。

(※本日はそこには突っ込みませんが)

■「できない」という思い込み

本日の高橋が気づいたこと。

「そこまで指が届かない」

と勝手に思っていたのは
単純な思い込みであって

いつも自分で原理原則!
とか言って左手親指の動かざるコト
山のごとし!

と言ってるのに
動かさずにこの音が出ない。

と思い来んでいるわけ。
実際に演奏を録音してみると
そこで弱くなったりふらついたりしている(汗)

これって、思考か行動のミス、バグ
というシグナルなので、

再度、届かないのか?
やってみると届くんですね。

■ここから思うに

例えばレッスンなどしていると
「できない」
「難しい」

という言葉を良く言う人と
そういうコトは言わない人

が居るのだけど。

こちらは、出来るようになる方法を
伝えているので、「できる」

と分かっている場合が殆どなんですね。

でも、「出来ない!」
という方にしてみると

自分の勘違いというか暗示というか
思い込みが強いと
そちらに引っ張られる。

冷静に、この思い込みに
気がつくようにお伝えする。
これも情報発信の基本であるな。

と再認識したところです。

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