【いろいろ有り過ぎ!ピックアップのタイプについて】ウクレレ教室

■こんにちは高橋です!

昨日はうどんをたべて移動

ホールでのコンサート決定!
久しぶりの演奏です。

7/28(日)東京都調布市の
せんがわ劇場にて 午前11時より
「サンディーマティネコンサート」

※45分の無料コンサート

に出演決定しました。
日本の大ウクレレイベント
と同じ日ですね(笑)

コンサートのコンセプトはこちら
(こういう部分が大事です)
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/prelude.html

※日程はまだ未公開です。
 公開されたら再度、お知らせしますね。

■ピックアップについて教えて下さい!

というご質問を頂きまして
何回かにわけてお届けしています。

ピックップとはウクレレ等に
はりつけたり、内臓して集音する
マイクのことです。

参考記事【そもそもピックアップとは?】
https://wp.me/p54k4e-2lO

すごくざっくり言うと

音質&情報量
生音>マイク>ピックアップ

音量のかせぎやすさ
生音<マイク<ピックアップ

参考記事【生音VSマイクVSピックアップ】
https://wp.me/p54k4e-2lQ

■なぜならば

生音=楽器の各部(トップ、バック、サイド、ネック)の響き
   演奏家の体の響き
   環境の響き、壁、床、屋根

   を直接聞く

マイク=上記響きを

    マイクで一部拾う

ピックアップ=楽器の一部振動
       の一部を拾う
       ※ピエゾの場合

というわけで

集音効率を上げる目的を達成する過程で
情報量が減るわけです。

■ピックアップの種類

ピックアップにもいくつか種類がありまして
一番一般的なのがきのう紹介した

・ピエゾピックアップ
通常のマイクのように
空気の振動ではなく
楽器の個体の振動を拾うため
出て来る音も独特のクセのある音になります。

・コンデンサーマイク
最近はピエゾではなく通常の
マイクも小型化され楽器に内臓できる
技術が進んできました。

もちろん楽器ではなく空気振動を
拾うので自然な音色となります。

※マイクに電源を供給する必要があるので
 ケーブルや電池など注意が必要です。

■コンデンサーマイク 取付型

取付型としては
カントリーマン ISOMAX
が定評があり葉加瀬太郎氏もライブで
使っていた(無指向性タイプ)そうです。

タカハシも単一指向性タイプ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/26234/
を持っています。

ライブ等では楽器への装着
(マウント)
が面倒なので
使ったことがありません。

サウンドホール近くにセットすると
いい感じに低音を拾ってくれます。

通常のコンデンサーマイクと
(低音の集音がやや弱い)

このISOMAXをブレンドすると
厚みのあるサウンドとなります。

■内臓型のコンデンサーマイク

上記の取付型は
自分でセッティングを
検討して最適な場所を探せますが

コードの取り回しが
面倒だったり、演奏に邪魔だったり

最近はボディに
内臓するタイプが
発展してきたので
そちらが便利です。

最新のタカハシの
シグネイチャーモデルでは

ピエゾとコンデンサーマイク
を両方内臓しブレンドするタイプ
となっています。

※普通のマイク集音は
 楽器のいろんな場所の
 響きをとりますが

 楽器内部という楽器設計
 で想定されない部分の音
 を集めるので、これも
 若干異なる音となります。

■装着の方法による分類は

サウンドハウスさんの
アコースティックギター用ピックアップの種類
を参考にしてください。
https://www.soundhouse.co.jp/howto/guitar/pickup-acoustic/

・アンダーサドルタイプ

基本的にピエゾピックアップ
楽器のブリッジ部、サドルの下に
ピエゾを埋め込みます。(加工有り)

コントロール部分やバッテリー
等々は楽器の内部に入れる。

通常エンドピンジャックを
取り付けて(穴空け加工)
そこからケーブルで信号を取り出す。

・マグネットタイプ

ウクレレには関係ありません
鉄弦のみの対応

・コンタクトピックアプ

ボディに貼付けるタイプ
基本的にピエゾタイプ
楽器の加工は不要。

・その他のピックアップ

上記のカントリーマンなど
コンデンサーやよくある
ダイナミックマイクタイプなど

加工不要。
マウントの工夫が大変。

■まとめとして

最近のピックアップの進化系は
ピエゾ+コンデンサーの内臓タイプ

ですね。

もちろん値段は一番張ります。

以前タカハシが取り付けていた
マイサイのピックアップは
ピエゾのみでしたが

最新版はコンデンサーマイクとのブレンド
が出ていますね。
https://amzn.to/2JDvoTo

最近はこういうのが次々でているので
定評のあるピックアップメーカー
である

「フィッシュマン」や「L.R.BAGGS」

などでブレンド系が出ていれば
試してみても良いかと思います。

取り付け場所で
音が大きく変わる
ということなので

※プロの仕事で取り付けて
 もらう必要があります。
 ご質問頂ければリペアさんを紹介します。 
 ※各種ピックアップも在庫お持ちです

タカハシのピックアップは
現在、aNueNueウクレレの最高級ピックアップ
AirAirシステムが搭載されています。
※日本未発売(すごくいいので残念)

■音質にこだわるミュージシャン

の立場から言いますと
可能な限りマイクで集音する

マイクが不可能な場合
コンデンサーマイクで
音色を得て、足りない低音を
ピエゾピックアップで補う。

とタカハシは考えています。

■使い易さ重視で音質はまあまあで

という場合は、ピエゾタイプ
で良いかもしれません。

その場合、必要によりプリアンプ
(ダイレクトボックス)等で

音づくりという発想に
もあるようです。

参考記事【ピックアップ事例1:野外&バンド編】
https://wp.me/p54k4e-2lS

ピックアップ付きの楽器や
ダイレクトボックスなどまた
次回以降、書いてみますね

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