こんにちは!
先日の内容(上達の法則:先生を真似する)
にお便りが来ました。
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こんにちは
いつも高橋さんのメルマガが楽しく、毎日読むのを
楽しみにしています。
そして、習得するコツというのが詳しく書かれていて
感心しています。
これからもよろしくお願い致します
Oさん
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Oさん 嬉しいお便りありがとうございます。
まず楽しんで頂けているのが
嬉しいです。
つまらないと読む気持ちもなくなりますね。
同じ事ならより「面白く」は僕の大切にしている部分です。
僕は小難しい顔で演奏する人があまり好きでは有りません。
音楽が好きで楽しくて仕方ないならば嬉しくて笑顔になるのが素直な姿と思うからです。
また、習得のコツが参考になっているでしょうか。
是非試してみて下さい。
読んで面白ければ1つ実践してみると何か変化が出るかもしれません。
実際に使ってなんぼの知識です。
それを自分のものにして(試行錯誤)、身体化された知識となれば
一生の宝になるのです。
さて、本日は
「暗記する」
ですが。
これは、ウクレレなら譜面を見ずに弾ける。
書道ならお手本を見ずに書ける状態です。
これは繰り返しの練習が効果的です。
(それしかない部分があります。インスタントは全て嘘)
(一足飛びになにか出来るという輩は詐欺師と僕は判断します)
お手本や譜面を見ながら「正」の字を書いて何度も弾く。書く。
この「正」みたいに小さな成果を目に見えるようにするのがポイントです。
これが有るのと無いので達成感がまるで違いますからね。
マッチを用意して1回やったら箱に入れるとかなんでもいいんです。
そしてある程度回数をこなしてきたら、譜面や手本を見ずにやってみる。
ひっかかった部分を覚えておいて、もしくはお手本に印をつけて
それでもそこを、飛ばして最後まで行ければ行きましょう。
そしてひっかかった部分を多少の「前後を含めて」何度も繰り返し練習します。
「前後含む部分」に集中することで、短い時間で弱い部分を何度も練習できますよ!
そして覚えたら、また手本を外してやってみる。
この繰り返しで暗記の作業はいつしか出来る事と思います。
もちろん時間がかかります、一日に無理して何十回もやろうとしないで下さいね。
おなか一杯になって明日から止めるより。
毎日3回、5回、と筋力のつづくペースで毎日続ける方が効果的ですから。
さて、こうして覚えると何がいいのか?
それは、先生を見る事ができるのです。
譜面から自由になった目で先生と一緒に演奏するときに
先生の腕の使い方、目の使い方、呼吸のしかた(肩や胸の動き)を観察してみて下さい。
より多くの学びを得る事ができるはずです。
(沢山、気前良く手本を実演してくれる先生を探してくださいね)
そして、目の注意が譜面に向かわなくなると、自分自身の体の使い方に
より意識をすることができるようになります。
書道では書いている字そのものと体の状態を観察する事が出来ますね。
そして確認しながらでは出なかった、筆の速度というものが出てきます。
これがないと、線を引いても遅くて墨が沢山紙に吸い込まれにじむんです。
その結果、ぶよぶよしたギザギザした線になってしまう。
演奏も、おっかなびっくりではスパーンと勢いのある音がでませんね。
まずは、大きな音がでるようにスピードが出るような弾き方をして下さい。
大きな音がでればそこまでのボリュームは調整できます、しかし
小さな音しかでなければボリュームの幅が少なくなります。
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さらに深く対象となる演奏や作品を知るそのために
目で注意する意識の力を解放して他のことに向ける。
その為には課題の手本を体にまずは覚えさせる事が肝要なのです。
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