こんばんは!
いろいろなところで雪でしたね。
ここも、今朝は雪で交通が乱れたりしたようです。
白い雪に黒い足跡
書道みたいですね。。。
さて、上達の法則、続けます。
初級から中級にかけては、
身体の使い方に慣れる。
好きを見つけて集中する。
をポイントに挙げました。
(また出て来たら追加します)
今日はおそらく、中級から上級への道すがら
注意するようになるポイントを挙げてみます。
(上級以上で出会うかもしれません)
それは、オンからオフに視点を移すこと。
【オンとは】
音楽であれば音符を弾きますね。
行為であれば「する」の部分。
書道であれば墨がのる黒い部分。
【オフとは】
上記のオン以外の部分。
音楽であれば休符。
行為であれば「しない」の全体
書道であれば墨のない白い部分。
ともかく、初級から中級にかけては
なにを「する」ということに目がいきます。
音を出す、墨を載せる。
これに意識をいれていくと
やがて「やりすぎ」たくなるのです。
だれもが陥る部分です。
これまでやれなかったことが
できるようになったから
やりたい!
(当然!)
ただし、「やりすぎ」は美しいでしょうか?
音符の長さ分の音をきっちり出して、
音が不要な部分はしかるべき作曲家であれば
休符で意図的に出さないことが示してあります。
そういう曲に、自由に「やりすぎ」とも言える
不要な音を沢山付けると美しいでしょうか?
こういう考え方をすること自体が
やるという思考にとらわれてしまうと
技術的に上級にいる方でも難しいかもしれません。
しかしオンの部分はオフの部分の全体により
切り出され、形作られる。
そう考えてみるとどうでしょうか。
余計なもの、やりすぎというのは輪郭をぼかすのです。
鮮度、シャープさが無くなる。
これは決して良い事とは思えません。
書道でも、たとえば田んぼの「田」
雲など、あめかんむりの「雨」
こういった字で四つの白い□をどう見せるか。
変化させるか、均等にするか。
雨にしても、4つの点をうつことにより
周りの白さをどう見せるか。
というオフに視点を移していくことになります。
そう、黒く塗ればよいというわけでは無いですね。
そして良い線は輪郭がシャープでスキッとしています。
(これは筆圧と速度にも関係が大きいですが)
不要な墨を筆に含ませすぎると線がぶよぶよになります。
過剰なモノが過剰なコトを生むのですね。
話がすこし変わりますが、
時間の使い方もおなじかもしれません。
何をするか。
=
何をしなかったかの集合。
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オンからオフに視点を移す
このことで輪郭を鮮明にし
(それぞれを引き立たせ)
投入した効果を最大化する。
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