ウクレレ教室:遅く弾く勇気!

▼湯沸かし器〜お便り
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■こんにちは高橋です!

 昨日は10分掃除のつづき。
 湯沸かし器が調子悪くなってきたので発注。

 というのも○ィファールというのを使っていますが。
 湯がすぐにわきます。
 わいたら「カチッ」と音がして止まるのです。

 最近は、スイッチを入れるとすぐ
 「カチッ」

 もう一度入れ直して立ち去ろうとすると
 「カチッ」

 また戻っていれ直して、10歩歩くと
 「カチッ」

 !!!!!!(怒)

 というワケで、時間をロスしてしまい。
 さっさと注文すればいいのに、
 下手に調子が良くなったりするので
 ズルズル来てしまいました。

 気合いを入れて新しいのを発注しました!

■話は変わりまして

 さて先日お便りを紹介した
 Yさんからお返事をいただいているので紹介します。

 ________ここからお便り___________
 高橋様
 お世話になっております。
 広島市のYです。

 中略

 DVDですが、少しずつ見ていて、
 今は聖者の行進で大苦戦しております(^^;

 私が練習しているのを見ていた夫が
 「俺も練習する」と言い出したので、
 これから楽しみが増えそうです。

 ついでのようで失礼かとも思ったのですが…
 エクササイズ2について質問させてください。

 DVDでは以前見たYouTubeの動画と
 弾く速さが違うようなのですが、
 普段はどのくらいの速さで練習するのが良いのでしょうか?

 いろんな速さで練習した方が音符の長さが身につくのでしょうか?

 基本の基本で申し訳ありません。
 またお時間がございましたら、
 教えていただけると嬉しいです。

 よろしくお願いいたします。

                 広島 Yさん
 ________ここまでお便り___________

 Y嬉しいお便りありがとうございます!
 旦那様もハワイアンピッキングスタイルに触発されて
 練習始めた。なんてうれしい限りです。

 ピッキングが家庭への円満を後押しなんて幸せですね。
 さらに奮起して取組みがいある教材を作ってまいります。

 実は明日も広島で個人レッスン。
 5日も朝から体験レッスン!
 広島づいています(嬉)。
 是非広島の方々、高橋が引っ越すまでにお会いしましょう!

 それではYさんのフォローも兼ねて

■さて、それでは本日の
うずまきシステムデザイン論
〜人生に豊かさを組込むヒント〜

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<今日のうずまきシステムデザイン論>
【ただ1つ、必要なのは遅く弾く勇気!】
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■練習するスピード

 どのスピードでやれば良いか?
 
 ズバリ結論は!
 間違わずに弾けるスピードまで遅くすること

 これが一番大事です。

■なぜならば

 早く弾いても間違っていたら
 脳が間違いの回路を形成する。
 つまり練習にはならないわけです。

 高橋も高校生のときバンドをやっていて
 ギターの友人がいきなり速く弾いて。
 「スゲー」

 と騙されましたが。
 今思えば、可愛いもの。
 お子様の遊び(失礼)だったと分かります。

■ゆっくりの繰返しにより神経回路が強くなる

 繰り返した動作と言うのは
 それだけ神経回路が強化されます。

 しかし、微妙に毎回違う動きとなると
 再現性、精度ともにあまり高くない。

 ゆらぎを含んだ、なんとなくな動きが学習されます。
 同じことを繰り返したようで、もう一度やっても
 ちょっと変わった再生になってしまう。

■これを狙った通りにズバリやるには

 超!遅くやる。 

 引き延ばした時間軸でじっくり繰り返す。
 すると顕微鏡で見る世界みたいに
 拍の頭もピンポイントで打つには正確な位置を探す。
 そんな必要があります。

 しかし、これが可能なくらい遅く!
 やっていいので、出来るわけです。

 (でも出来ない!というのはまだまだ速いのですよ)

■毎日通った道は酔っぱらっていても帰れる。

 記憶が無くても、ちゃんと帰っていた(汗)
 そんな記憶も、何度も通ったからこそ。

 引っ越ししたばかりだと、帰ってこれないかもしれないので
 注意が必要ですね(笑)

■冗談はさておき

 そんな理由がありますので

 間違えずに弾けるスピード
 最初はうんざりするぐらい遅い。。。
 かもしれません。

 しかし、そこから始めて徐々にスピードを上げる。
 これより良い速度はありません。

■難しい曲はなお遅く

 簡単なフレーズでもゆっくりが大事です。
 でも、難しい曲ではなお大事。

 高橋も2014年に半年かけて1曲しあげた。
 そんな曲があります。

 「アランフェスにてアランフェス協奏曲」
 https://youtu.be/WZ4i91pgi4M

 一日、数小節しか進まないこともありました。
 頭がおかしくなるかな?と言う位ゆっくり弾いて。
 最後に繋ぎ合わせるころには、最初の部分忘れて(笑)

 最初からやりなおしたり。。。

■ゆっくりの理論的背景

 ゆっくり−ゆっくり動作することの利点は〜
 ボディーワークの世界「フェルデンクライス」
 と言う分野があります。

 この理論にも合致しております。

 勢いや重力に身を任せるのでは無い動き。
 しっかりと途中で止められる反復できる動き。

 これを意識して行うんです。

■そうすると!

 その動きについて
 脳と体の間のやりとりに時間がかかります。
 それだけ体と脳の神経伝達の良くなる学習が進む。

 そんな風に、フェルデンクライスの理論で教えています。

 平たく言うと

 間違いを繰り返せば間違いを覚えてしまう。
 ゆっくり正確にやると、間違えずに出来る!

■学びこそ急がば回れ!

 いそいで、マスターした事。
 そんなものすぐに陳腐化します。

 だれでも出来るし、時間をかけてない事は
 すぐに忘れてもしまいます。

 そんなことをして時間をドブに捨てる位であれば
 急がば回れ!大器晩成!

 最初っから間違わずにゆっくりやった方が全然マシ
 
 というよりも、

 明らかに、そちらの方が何十倍もお得なのです!!!
 ただ1つ、必要なのは遅く弾く勇気!

━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛

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