ウクレレ教室:カタチから入るしかない事の意味

 
【カタチから入るしかない事の意味】
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■大きな筆だと
1年に何度も使うわけではないので
この感覚を取り戻すのに
10枚20枚とかかる場合があります。
そして芸事、
たいがい
最後には
■形にとらわれてはいけない!
と言うことを言われるんですが。
しかし最初は
形をとることから始めるしかない
とにかく基本中の基本が
形を真似ることから始めます。
お手本があれば楽ですが
ない場合はその似たものや
古い何かから
お手本になるのものを
作っていくのですね。
■まずは形をとる
そして、手本から形をもらった後
技術が無い時点で強弱などを出そうと
がんばると、何が起きるかというと
いきなり気合を入れたところで
形をとることができなくて
ぐずぐずになってしまうわけです。
■強弱と行って
ただただ強いだけで
形がデタラメだと
これは人の心打つものができません。
マジックみたいな同じ太さは
やっぱり強いようでつまらないのです。
■骨が形、コレを真似る
最初にこの形をとるというのは
表面的な筆の使い方ではなく
おかしな方向に誇張されたもの
でもなく、がっしり安定感のある
骨組み、形をとると言う事
そこに、あとから肉付けをする。
パワーを入れたり
適度に抜いたりすると
強弱が出て来ます。
■書道を学びつつウクレレを学ぶ
こういう話を聞いている時も
書道についても考えていますが
常に高橋はこの話が
ウクレレの演奏、
レッスンにどう活用できるか?
常にバックグラウンドで考えています。
■音楽に当てはめる
そして想像すると
音楽でも全く同じで
まずはスピードとか強弱を変えずに
譜面の音符の長さを指定通りに弾く。
これがスタートであるな
と話を聞いてこれが骨組みだな
と理解するわけです。
またもや書道に戻って
■骨組みを作ってから肉をつける
骨組み、アウトラインをきっちり創る
だからこそ、そこから操作をして
強弱をつけたりスピード変化させたり
できるんだと思いますよ。
いきなり、強弱とか、音質とかって
じつはめっちゃくちゃ難しいですよ。
学んでないひとほど
気持ちで弾くと
言い出すのですが
強弱とか、質とかは見えないから
真似するのがとっても難しい
むしろ、形は目に見えるので
これくらいしか真似できることが無いのです。
■真似が学び、真似び
1番やりやすいところから
スタートしてどうやら形が同じになってきた
なんて来たんだけど
何か違うと言うことで
次にあの筆圧とスピードの問題
先の線の質だとか強弱に違いが出てくるところに
進みやすくなる。
これはステップなのです。
■形に囚われてはいけない
だから、まず形をとることを教え
その先に形にとらわれてはいけない!
上級となっては形は気にせずに
勢いを出していきなさい!と
指導されるわけですね。
■例えば高橋の作品で
例えば自分の例で恐縮ですが
//tshigeto.xsrv.jp/distribute/cgi-bin/apply.cgi?U=E4i6vrJG2VYNM&I=00348
今回出品してる作品ってのは
これ線だけ見るとわからないですが
実は左右対象のアウトラインを持たせています。
左半分は線になっているので
わかりやすいんですが
これを左右反転して重ねて考えると
そのアウトラインを飛び出てる線や点
がないことに気がつくと思います。
文字としては左右非対称ですが
アウトラインというか、形式的には
左右対称にバランスを取っています。
実は、厳密にそういう設計をもって
文字をデザインしているので
左右対称に意識が行かなくても
見ていて安定感が感じられるわけです。
■無意識に
そして今回の作品でも
二ケタの枚数を書きながら
アウトラインを取ることを
最初にやって基本のバランスが
崩れないところまで持っていく訳です。
※もちろん1枚目で完成するかも
 しれまえせんから
 最初から本気でいきます。
 疲れます(汗)
■すると骨格は自動でかけるようになる
何枚も書くうちに
文字の形を覚えて
手本などを見なくても
勝手に手が動く所まで繰り返して
やっているわけで
その上で勢いが
載せられるようになるわけです。
■さて再度、音楽に戻ると
ぴっちり音符の長さ音の高さを
コントロールできた上で
やっと、そこに、強弱や速度など
の調整を付け加えられる事がわかるでしょうか。
先日のイノベーションの話でもありましたが
繰返し、学ぶ、真似する事で
フレーズを覚えてしまい
自動で弾ける状態になると
そこで、意識の余裕が空くのです
やっと、その空いた意識で強弱や速度など
新しい操作を意図してできるわけです。
■我田引水力
ともあれ
我田引水力と言う言葉
を使った人がいますが(笑)
何かに取組んで上達する時に
ココで学んだ考え方を
別の大事なことに使えないか?
と言う考え方を
持っていれば
何をやっても
全て自分のプラスになる
そんな可能性が出て来ます!
特に長い時間やっている
仕事において
上達したり、向上できたときの
やり方は、他の趣味などにも使えますし
趣味などをやっても、上達の秘訣は
仕事に当然使える可能性があります。
この視点を持ってるいるのと
持ってないので、生活全般
人生トータルでは得るものが
大きく違ってくることでしょう。
今回は、わりと抽象的になりました。
今後に続けます。
━━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛
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