ウクレレ教室 緊急テーマ 左手の脱力

<最近の活動>

▼広島にてレッスン

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■こんにちは高橋です!

昨日は広島にて120分の
レッスンを2コマ

そして帰還しました。
飛行機にて広島名物
あなごめしを頂きました!

さて、レッスン後のコメント
を紹介します。

_____ここからお便り_____

重人先生

レッスンありがとうございました!

右手の脱力で、ストラミング、
ピッキング共に音が変わりました。
中略

Kさん
_____ここからお便り_____

Kさん
左手につづき、右手の脱力
も身につけられていい感じですね。
例の件も是非お願いします!!!

_____ここからお便り_____

高橋重人様

早速の返信、ありがとうございます。
WSの時に少し教えていただいた脱力ですが、
癖が抜けず、現在親指負傷中で、
ウクレレ禁止状態になってしまいました(T_T)
中略

Hさん

_____ここまでお便り_____

Hさん
本日教材(たの大vol6)を送りましたので
是非参考になさって下さい。

ということで、脱力の重要さが
ますますクローズアップされてきたので
緊急で書いてみたいと思います。

■さて、それでは本日の

うずまきシステムデザイン論

〜人生に豊かさを組込むヒント〜

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<今日のうずまきシステムデザイン論>

【緊急テーマ 左手の脱力】

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■みんな左手が疲れている

以前アメリカにいったときも
ステージで弾いてたマークという
おじさんが

疲れたら親指をはずして 
右手のワキでウクレレを押さえつけて
左手は指板側だけで弾く!

と嬉しそうに
ワークショップで教えていました。

タカハシもなるほど!
と思ったのですが

■今は、そうは思いません。

過度に疲れるような
持ち方をすること自体が
マズイと思うようになりました。

対策ではなくて
問題を起こさないことのほうが
遥かに重要ですからね。

■師匠に習うまでは

テコの原理を使う
なんて発想すらなく

楽器を上手に体を使って
楽に弾く。

という考えもありませんでした。

その後、ネットで調べると
西洋の音大では必須の
ボディワークの存在を知り

アレキサンダーテクニークやら
フェルデンクライスのワークショップ
の本を読んだりセッションを受けて

こりゃ、長く健やかに
楽器を弾き続ける為にも
体の使い方が大事だわ!

と身にしみたんですね。

■タカハシもエンジニアとして

フルタイムで働いていたので
よっぽど上手くやらないと

専業でやってる人に練習量や
休息も全然おいつかない。

ということで、あらゆる
役に立つ事を取り入れた
そんな時期でした。

■さて、専業になってみると

昨年の8月なんかは
毎週演奏の仕事を頂き
休息がおいつくどころか

7月からフルタイムで毎日
ウクレレを弾いていました。

そうすると中途半端に
テコの原理〜

とかやってるくらいでは
まずいくらいオーバーワークになり

■「このままではまずいな」

と火照る左親指、を感じながら
ひとり(汗)

「脱力をきちんと体系化しよう」

自分の為にも生徒さん読者さん
の為にもいいはずだ!

もちろん、この指で
ウクレレを弾いて
この先生きて行くのに

必須!
超重要!
命綱!

ということで
研究を重ねました。

■いくつかポイントを挙げると

単純にテコを使えば
小さい力で押さえられる。
ということだけでなく

伸筋を使うこと
親指は支えるやくわり
付け根に極力力を入れない

どこまで抜いたら音が消えるか

定着させるには
エクササイズフレーズから取りかかる

などなど、
周辺知識も言語化できてきました。

■その結果!

実は、手のダメージも出て来て
マズイ。。。

と思って、改善と並行して
昔のシグネイチャーモデルウクレレを
リペアさんにあずけて

弦高を下げてもらっていました。
(かなり高かった)

のですが、出来上がるまでに
上記のフォームが改善され

現状モデルに強烈なテンションの弦を
張りずーっと弾いても
何ともなくなったので(汗)

リペアしたウクレレは
現在お休み中となっています。。。

なんだか生まれ変わったみたいに
痛みが無くなったんですね。

■エクササイズから取りかかる事

エクササイズは最初はオープンの
3コード(いつものC、F、G7)

から始まりますが
1フレットから5フレットまでセーハで
半音ずつ上がって行くので

ここで、左手親指をいっしょに上げずに
指板側の指だけを上げて行く。

という練習をすることで
曲の中ではなかなか意識が分散
するので取り組みが遅いのですが

短期間でブラッシュアップできました。

■クセが抜けない

というのは意識的に入れた
情報を活用できない

ということなので
いきなり曲を練習しながら
テコを構築されたのではないか?

と思うんですね。

楽曲は大変なので
是非、エクササイズを同時に
取り組み、そこの新しい概念
を加えて行く事を

オススメします。

■テコを作る

テコの要素について

支店は親指
作用点は指板側の指

力点はテコの棒とみたてた
腕の肘側です。

参考の外部ブログ(テコの図)
//tshigeto.xsrv.jp/distribute/cgi-bin/apply.cgi?U=V8tT6pkTADvpU&I=00348

長い肘の側に力と方向を加える事で
親指が支えとなって
指板側の指に圧力がかかります。

親指の軸がネックの軸にうまく
かみ合う事が必要です。

これがズレると力が逃げるので
どうにもなりません(涙)

■軸を合わせるために

立ち上がり
左手を真下に落とし

人指し指で3フレットあたり
セーハして。

ウクレレのトップ面を床に向ける
ボディの重みで上がって来るネックを
親指がネックの中心をただ、「支える」

この位置感覚ですね。

この軸が合っていれば
親指付けねの筋肉に力を
入れる必要がほとんどありません。

■この手首や指の位置を保ったまま

ウクレレを構えます。

すると、多くの方が
構えた瞬間。

いつものクセの持ち方に
戻ってしまうんですね。

ここは、鏡を見たり
客観的な映像をとってみるとか
しかるべき人に見てもらうなど

注意が必要な部分ですね。
注意深くなる必要があるのです。

■そしてテコを崩さぬよう

左肘を外に開く向きに
腕を動かす。

すると親指が支店となり
指板側の指が指板に向かって
強烈な圧を加える動きになります。

強すぎるとこれはこれで
親指に圧がかかるので

ほんの少し動かせば良いのです。
親指はまったく力を入れる必要がなく

(むしろ入れてはいけない)

ただ、骨格で支えるのです。

音が出る最小の力で良いはずなので
だんだんテコをゆるめて
どこまでやったら音が消えるか

確認すると良いでしょう。
力が入れば良いというモノでも
有りませんね。

■とにかく酷使しない

弦高が高い
弦のテンションが高い
(弦の種類、スケールが長い)

と指が疲れますので

楽器のサイズが大きいと
テンションは高くなります。
(スケールが長い)

ソプラノを使う
テンションの弱い弦を貼る
弦高を下げる。

苦肉の策、とりあえずの避難として
チューニングを下げる。

というような方法もありますので
痛い!

という方は、方法の改善と一緒に
ハード的な回避策として覚えておいて
良いかと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛

ちなみに上記のテコによる持ち方
含むを映像化した
ウクレレ楽しい大學DVD vol6

の紹介のあるページはこちら(シリーズ)
https://ukuleleschool.net/ukulelelesson/originallessondvd/utd-dvd/

の内容一覧はこちら

Vol.6 もう痛くない! 自分&からだと向き合うウクレレレッスン ~ 脱力・安定感で無理なく演奏する極意!
 1 イントロダクション
 
 2 脱力方法
3種類のスワイショウと応用、セルフマッサージ紹介
 3 ウクレレの持ち方
骨格で立つ、テコの原理、伸筋優位など
 4 安定する運指の原則
演奏中の左手親指の使い方・グーファス、ヒロマーチ、聖者の行進など曲を例にネック裏カメラ映像有り
 5 おまけとまとめ

 以下詳細今回は課題曲なしで体の使い方をお伝えしています。
 
1章 イントロダクション
   リラックス・脱力についてエクササイズ〜ウクレレを安定して扱う方法にスポットを当てレッスン
2章 脱力方法(スワイショウ)
 ・前後のスワイショウ
 ・左右のスワイショウ
 ・回転のスワイショウ
 ・応用:歩きながらスワイショウ
 ・応用:肩コリに聞くスワイショウ
 ・ねじりの動き、セルフマッサージによる老廃物の排出
3章 ウクレレの持ち方
 ・立ち方(骨格で立つ)指が自由に動く=演奏が自由にできる。
 ・テコの原理x伸筋 を用いる持ち方で左手の痛みを大幅に減少させる。
 ・座って持つ、上半身はたったときの感覚で、座骨で座る
 ・楽器の種類によるネック形状の違い。ローポジションの持ち易さの比較※ビンテージマーティンの弱点
 ・首の使い方 頭の重さ約5Kgを支えるのに余分なエネルギーを使わない。覗き込まずに弾く方法。
4章 安定する運指の原則
 ・指1本につき1フレット増加の原則
 ・基本を覚える意味とは
 ・斜めアクセス&左手親指の角度 コードによって押さえ易いよう全体のフォームを変える

   以下具体的な曲を弾きながら原理原則の確認(応用)※左手親指側のカメラ有り
 ・グーファス を例に
   ハイポジションから戻って来るための左手親指の運用方法/地に足の着いた演奏の意味
   /ピッキングの安定感=音の安定感=気持ちの安定感を出す超具体的な方法
 ・聖者の行進 を例に
   メロディと伴奏を弾き分けるマジック※曲の詳細はVol2を参照
 ・アメイジンググレイス を例に
   親指だけで弾くとき音楽要素の弾き分け※曲の詳細はハワイアンピッキングスタイルを参照
 ・星条旗よ永遠なれ を例に
   左手の指板を押さえる指が無い場合の(コードチェンジ、跳躍時)楽器の安定化方法
 ・ヒロマーチ を例に
   ポジション移動が多い場合の<左手親指の位置を探していく。/安定は固定ではなく動きの中にある意味 5章 おまけとまとめ
   ・スマイルで緊張をキャンセルする(屈筋と伸筋の応用)/・最近のタカハシのローポジションのフォーム(写真)  ・まとめ 
  余分な力を抜く x 必要な力だけを使う→やりたい演奏本来の部分に力を注ぐ。

濃いですね。。。

新作のソングコレクション
「上を向いて歩こう」
も早割中なので詳細は有りません(汗)

フォームから選択してお買い求め下さい!
//tshigeto.xsrv.jp/distribute/cgi-bin/apply.cgi?U=F0mRqU4RxAEu&I=00348

本日も出荷していますよ〜

学びに遅すぎる事はありません
いつからでも人は向上していくことができます。

また、早すぎる事もありません。
学んだ事は、今後の全てに活かしていけます。

いますぐ学びをはじめられる!!!
このブログ記事は、無料メルマガ記事より抜粋修正してお届けしています。

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