先ほど車を運転していました。
目の前で僕の走る車道に
転げ落ちて来たものがあります。
なんと、歩道の自転車から
おじいさんが転がって落ちてきました。
一定の距離がありましたので
かわして暫く進んでから車を止めて
近寄っていくと、後から来た方に
助けられたらしく
またおじいさんは自転車で去っていきました。
しかし明らかに軸が中心から右に寄っており
非常に不安定です。
ご無事を祈ります。
我々も交通安全に気をつけていきましょう。
■さて、演奏について考えてみます。
僕は自分が精一杯演奏するのですから
さらっと忘れられていくものではなく
ずっと、心に残ってもらえるような
そんな演奏がしたいと常々思っています。
ここは人によって、楽しんでもらえればいいとか。
記憶に残らなくてもおもしろがってもらえれば十分とか。
いろいろあると思います。
■どれが正解という訳ではないでしょう。
でも僕は、あえて望むのです。
自分の演奏で感動してもらいたい。
それは僕が師匠や多くの素晴らしい演奏に感動してきた
その技術や考えを僕がけんめいに取り組んで来たのです。
その最高の僕が味わった喜びを
音で分かち合いたいのです。
これが正直な気持ちです。
格好つけてクールなふりなんて
している時間は無いんです。
■江戸っ子をきどって、そばの先にだけツユをつけ
死ぬ間際に、もっとツユを!
と叫んでも遅いのです。
自分に素直になれば、あまり他の事は
気にならなくなります。
スタイルばかり気にして
コスプレまでして
演出にこだわっているけど
血の通ってない演奏もありますが
いつしかこれが音で
聞き分けられるようになってしまいました。
■ぼくは感動できる演奏を目指すし
ぼくにはそんなお客様が聞いて下さっている
そういう、需要と供給の関係が出来ていけば
いいなと、そいういうことですね。
■さて、感動、納得できる演奏を言い換えると
説得力(影響力)とも言えそうです。
出した音が、相手の中に到達して
所望の(感動)仕事を成す再現性。
■そこで説得力の有る音とは?
と考えてみました。
これは説得力ある話のたとえで考えてみると
話す人の自信
その自信は行動や訓練
に裏打ちされたものであること
嘘がない、その人の言葉であること
本人が言いたい事を意識している
その言葉を必要な人に届ける事
そして届く言葉で届ける事
■これを音に変えてみると。
演奏家の自信
その自信は練習や言動に裏打ちされ
嘘がない、その人の音であること
本人が演奏の意味、伝えたいことを意識し
その曲の意図までを理解しようとしていること
またその音楽を欲している人に届けること
届くような巧みな演奏をすること。
説得力のある、仕事をする音が多面的に
見えて来たようです。
きょうは非常に形而上学的ですが、今後に続けます。
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【まとめ】
説得力のある音
(=音楽や楽曲の意図をよく伝える音)
とは
演奏家の訓練や言動に裏打ちされる。
楽曲と楽器、本人を良く理解しそれを音にすること。
またその音楽や曲の意味を欲している人に、
すんなりと伝わる言い回しで演奏すること。
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