ウクレレ教室 千里の道も一歩(スモールステップ)から

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<今日のうずまきシステムデザイン論>【千里の道も一歩(スモールステップ)から】───────────────────────────────────下半期も始まったので昨日は「自分で達成できる目標をたてる。」という内容をお届けしました。■そして目標を達成するための作業目標として 「1日1時間の練習」という 時間でとらえると 量(ボリューム)なので 結果も捉えやすく便利なのです。 比較もできますね。 ただしクオリティーという質の部分は また別になってきます。 なぜなら判断が人の感覚によるからですね。 ■ぼくも東京でライブハウス活動してた頃 月に何回ライブやるとかそういう目標持ってました。 (8回以上だったかな) 人前で演奏する機会をバンバン自分に与えた これはトータルでプラスに働いたようです。 さて、たとえば30分のライブ演奏が決まりました そのときに、5曲から8曲くらいのレパートリーが 必要になりますね。■そうするとまずは5曲覚えるってのが目標になり 1曲ごとの完成度を本番にめがけ上げる  これが日々の作業となります。 まあ、頑張って5曲覚えればいいのですが、 結局3曲しか覚えられなければ たとえばインストをやろうとしていた場合であれば 少し難易度を落として(当社比) カンタンな曲に切り替えるとか 弾語りにして、カンタンな伴奏だけにするとか。■それもアリ!と思います。 逆算というのも大事な要素です。 僕の場合はどうだったでしょうか? 4〜5曲はインストのレパートリーがあるなかで 追加2〜3曲を弾語りで一気に「でっち上げて」 ライブに望んだ記憶があります。 (完全な完成を待っていたら予定なんていれられません!)■でもほんまにレパートリーが完成しませんでした! これは困りますね。 1曲だけなんとか完成した。 ステージに立って。 「すんません」 「じつは」 「レパートリーが1曲しかないんです」 「きょうこの1曲を5回やります!」 言ったら3回ぐらいは聞いてくれるかもしれません(笑)■結局凄い演奏を見たいという人でも その先には、楽しみたい。 という大きな目標があります。 なので、それほど凄くなくても 楽しむ という部分にフォーカスしたものを出せば ある程度は喜んでもらえる。 というわけで僕は同じ曲を5回やるかわりに 弾語りを追加したわけですね。■大目標が30分の演奏をライブでやる。 中目標が5曲マスターする となってくると。 あとは1曲ずつのマスター度合いを分解していきましょう。 仮にこんなステップに分けてもいいかもしれません。 0弾き方が分からないレベル 1譜面を見て間違えつつ、やり直して弾けるレベル 2譜面を見ながら間違えずに通して弾けるレベル 3譜面を見ずに間違えずに弾けるレベル 4譜面を見ずに自由に曲を(速度など)変化させて弾けるレベル■これがスモールステップへの分割です。 実際には、何回練習したらこれがステップ上がるか 曲の難易度にもよりますのである程度経験を積みながら つかんで行く必要もあるかと思います。 僕はだいたい0〜4までいくのに頑張って3ヶ月くらい かかっていました。 (アランフェス協奏曲はもっと) まあ中断などすると期間ではとらえきれないので  おすすめなのは、「正」の字を書いて 練習回数をざっくりでも把握すること。 おそらくステップが切り替わるのに10回とか 20回とか30回とかの段階があるのです。■意外にしんどいのはステップ0〜1に行く部分 ここも一度通しで弾いて、ひっかかるところを譜面にチェックし (真っ黒になるかもしれませんが) 1つ、1つ、小さい部分に区切って回数を練習すると良いでしょう。 それも間違わないところまでスピードを下げて だんだん上げて行く。 (早く弾いても間違っていたら練習になりません)  もちろん、難しい部分が両手同時にできなければ 右手の動作、左手の動作に分けて それぞれ練習していきます。 どこまでもスモールステップに刻むんです。■今回の話のポイントは とにかく大きな目標ほど「しんどく」感じる だから、細かく刻んで おどろくほどカンタンな1歩にしてあげる。 富士山に登るにも 1歩踏み出さないと 進まないわけで その一方進みましょうというと 「つまらない」 と価値が分かりにくいわけですが。 この1歩を5000回繰り返せば山頂に立てる(数は適当です) この1歩は1/5000かもしれないけれど これが無ければ山頂には立てない。■1/5000の前進なのです。プラスなのです。 決してゼロではない、マイナスではない。 それらと価値が全く違います。 そして山頂の美しい景色をながめ うまい空気を吸い 弁当を食べるための 貴重な1歩 とおおいに価値を認め、自ら喜ぶこと。 そしてこの習慣化 結局はこれをやるか、やらないか で時間の経過につれて大きな違いがでるのでしょう。━━━━━━━━━━━━━━━「うずまきシステムデザイン論」━━┛
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