上達の法則:達人の雑談から、ものごとを見る尺度を得る(書物勉強)

こんにちは!
昨日は、ウクレレの師匠と書道の師匠に順番に会ってきました。

書道の風景

書道の風景

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし達人というのは会って話を聞くだけで
非常に貴重な時間を与えてくれるものです。
先日見に行った王羲之展は実はウクレレの師匠が見ておくべきだと薦めてくれたのですが。
書道の先生にそのこと伝えると。それは良く見に行ったということで。王羲之の話を1時間くらい聞かせて頂きました。
こういう深い知識のある人の雑談ほど面白く、後に役立つかもしれないものはありません。
■さて、昨日は、かなを書きました。
 百人一首から 猿丸太夫の
「おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こえきくときぞ あきはかなしき」
 という歌です。
 なぜこの歌かというと。
■少年高橋重人の家でも、正月になるとカルタを やりました。
 母親が読み手。

猿丸太夫

猿丸太夫

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■猿丸太夫という名前が面白く。
 この歌だけは暗記してしまったのでした。 短いですから、何度も何度も 口に出して  歌っている間に。 覚えてしまったのです。
 (上達のエッセンス) (短いフレーズの猿的な反復)
■もちろん当時、しかの声 紅葉やその季節にたいする メランコリックな感覚は あまり持ち合わせてなかったと思います。
■そして変体仮名が何カ所か出てきますが。 もうこれは、書いていても 外国語のような気持ちになります。
 だけど、覚えている歌だから。 その連続性で音が分かっている。
 そこで、こんどは字を書いていくと。  これは映像として記憶されるので
■どうも頭への定着の苦労がすくないようです。  耳からインプットを多くし、 口から出して定着していれば
 手に覚えさせる時の苦労が軽減される。
 これをいきなり知らないことを書くとなると。 あの高校に入った最初の漢文の時間のような
 押し寄せ感覚になるのではないでしょうか。
■おそらく、聞くだけの英語教材も それなりに、なにか耳が覚えるのでしょう。
 しかしDVDなど絵がでれば。 こういう場面でこんな音の言葉を喋りますよ。 というセットの定着がありそうですね。
■昨日書いた、書物勉強と現地調査の関連でいうと 現地調査を行うときにも 書物勉強の体験がベースになり 理解の速度や深さが変わってくるんだ。
ということですね。学習の3要素関連はさらにつづきます。
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 このように書物勉強の広さと深さは 現地調査に行った時の理解のベース となる。 達人の雑談のような、歴史に淘汰された 文章やお話、この蓄積はものを見る時の モノサシになるだろう。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■