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ウクレレ上達の法則:成長には自然が必要とする時間もある、だから早くはじめる。

 


こんにちは!!!

昨日の記事におたよりが来ました。

****ここからおたより*********

こんにちは、Kです。

今日のメール、なるほどと思いました。

ウクレレの指導も、子育てといっしよですね。

諦めないこと。

いっしよに成長すること。

奥がふかい!

Kさん

****ここまでおたより*********

Kさんはセミナー講師もつとめるスゴイ方なのです。

ありがとうございます。

ぼくはまだ、子育てをしたことが無いのですが。

一緒なんですねえ。

そしてこれらは、ウクレレの指導、に関わらず

すべての指導、教えることに関して同じだと思うのです。

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ウクレレ上達の法則:楽器の物理学を知る 共鳴 小さなエネルギーから大きな音を取り出す。

以前に、楽器の種類を大別しました。
減衰振動と自励振動ということでしたね!
 

ウクレレやギター、ピアノなどの
多くの弦楽器は最初に弦に与えたエネルギーが
減衰していくので減衰振動。
 

多くの管楽器や人の声などは風のカタチでエネルギー
を与え続ける自励振動。
 

これらのエネルギーが音に変わる仕組みですが。
 

ウクレレなど減衰振動の場合は、指や弓などエネルギーで
弦を引っ張り戻るときの弦の振動が共鳴板に共鳴する。
 

弦楽器では共鳴板は主に、トップにある板です。
ピアノでは弦の下などに板があるようです。
 

また、音色という点ではバック板や側板、ネックの鳴りなども
組み合わせとして重要な役割を果たしていますね。
まさに、楽器全体で鳴っているわけですね。
 

では管楽器の音の出る仕組みを見てみましょう。
 

なんと、空気の流れの不安定性のおかげでこの音が出ているのです。
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ウクレレ上達の法則:楽器の物理学を知る 弦のテンション25kg(子供1人分:指と楽器へのダメージ、リスクがあります)

 

こんにちは!

まだ寒いですね。

さて、昨今の楽器演奏についての考察にお返事を頂きました!

Kさん、ありがとうございます!

紹介させて頂きます。

*****ここからおたより****************

高橋さん

メルマガの方毎号楽しく読ませて頂いております。

最近のピッキングのスピードと音色に関しては

非常に共感し拝読させて頂きました。

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ウクレレ上達の法則:見聞を深め、自らの限界を超える

こんにちは!
 

バイオリンの音域はウクレレと同じようなものでしょうか。
 

見たところ近しい感じですね。
ローG 17フレット のウクレレだと同じくらいの音域が出るでしょうか。
 

しかし、バイオリンにはなんと
解放弦の1オクターブ下を出す奏法があるのです!!!!
 
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ウクレレ上達の法則:周辺知識を集めて活かす

こんにちは!
 

最近何となく、メルマガ登録の速度が増えて来た
 

そんな気がします。
 

 

以前よりお役に立てる記事になってきた。
もしくは、蓄積が効いて来た。
 

のでしょうか。
 

 

さて、上達の法則です。
本日は周辺知識を集めて活かすことについて。
 

 

たとえば、ウクレレならば弦楽器だから。
より科学的に歴史の深いバイオリンやギターの
専門知識から大いに取り入れられる事があります。
 

ギターの左手のエクササイズなんていうのは
もう、そのまま使えますしね。
 

ただし、ウクレレは小さいギターではないので
固有の特性を持っているので知識もカスタマイズ
していく必要があります。
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ウクレレ上達の法則:タッチで音色は変わるのか?

こんにちは!日本の音楽美学者兼常清佐(かねつねきよすけ)は楽器を大別しました。楽譜の通りに弾けば大体そのとおりに音が出る楽器(バイオリン、オルガン)と、そのとおりに音が出ない楽器(ピアノ)のような分類です。物理学者の吉川茂先生によれば、この違いを自励振動する楽器と減衰振動する楽器と捉えていて、金管楽器やバイオリン、声楽などエネルギーを連続的に音に替えて行く楽器を自励振動する楽器、ピアノ、ギターなど最初にあたえたエネルギーが減衰しながら音になっていく楽器を減衰振動する楽器としています。ウクレレはこの減衰振動する楽器であり、兼常先生の分類でいうとウクレレも楽譜通りに弾いてもその通りに音がでない楽器ということになるようです。この兼常先生はピアノの音色にタッチなどは関係ないと、ピアニスト無用論を展開された方でした。あいまいなタッチなどにとらわれずもっと音楽を追求するように望んだとのことです。吉川先生はいろいろな角度からこのタッチと音色という部分に研究を重ねているのですが、実際のところ結論はまだ出ていないようです。物理的な観点から行くと、ピアノの音の波形は打鍵する速度で変化するとのことです。しかし、鍵盤を叩くのが機械でも人でも波形は一定であるとの研究がされていますが打鍵の速度が加速するか、一定か、はたまた減速するかでこの波形が変化する。ということなので、僕には音色はやはり弾き方で音は変わるとのように読んでいます。しかし、ピアノというのはスゴイ楽器ですね。1本の弦に100kgの加重がかかり、楽器全体では2トンにもなるというテンションの固まりです。そして鍵盤を叩いたエネルギーがてこの原理で加速されて増幅されてハンマーに伝わり、弦をたたく。このときのハンマーの速度はピアニッシモとフォルティッシモで10倍の違いが出るようです。ウクレレの森先生がハイテンションを志向するのと、ピッキングの速度で強さを出すという説明と一致しますね。ピアニスト中村紘子さんは、著書のなかでタッチについて次のように語っています「まず指先はデリケートな音色をつくる。 単純に分けて行けば、つま先を立てるようにして弾けば 鋭く堅い音がでるし、 指を寝かせるようにしてその腹でひけば 柔らかで叙情的な色合いがでる。 中略 手首の役目は声楽の呼吸と同じである。 また手首はその力を押し込めば落ち着いたレガートを作り ふっと持ち上げて力を抜けば お習字の筆先と同じで音が自然に抜ける。」うーむ、僕がウクレレで習った指の立てる、寝かせると同じ事ですね。習字の筆先がたとえに使われているのも驚きます。いろんな例が出てきますが。ある程度物理的にテクニックというのが決まってくるというのは間違いないような気がします。やはり物理的な音の追求が第一にあるべきでしょう。確定度、再現性がもっとも大きな分野だからです。教える側も、再現性の高い分野から扱うのが良心ではないでしょうか?その上で、音色に影響してくるのは聞く人のもしくは弾く人の心理的な要素でしょう。弾く人の心理的な要素が物理的な動きに作用してしまえばもちろん音色が変わってきます。どちらかというとネガティブな面になりますが気分が良くないと音も悪く聞こえ,指の動きも制限されてしまい、このことが体を堅くしてより演奏がまずくなるというのはあるような気がします。コンディションや覚醒度がいまいちだと、肉体と精神のチューニング率が下がるということが挙げられます。聞く人の方から考えるともう、非常に心理的な要素で音色が心に与える結果は大きく変わってくる事でしょう。測定という科学で検証するにはなかなか難しい分野です。最初の問いにこだわって、タッチが音色に影響するかというと。演奏者がオーバーアクションや百面相で気迫その他を表現すると聞き手にも心理的な影響があると思われます。僕もメタル時代はオーバーアクションの限りをつくしいまさらそんな事を言うのもどうかと思いますが。アコースティックの音楽でのオーバーアクションや百面相はどうも好きになれません。(結果として出てしまう物はしかたがないのですが)兼常先生は、心理学面の現象にとらわれず弾き手はとにかく切磋琢磨するように切望されたのではないでしょうか?ここはよくよく僕も勉強していかなくてはなりません。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■音色を作る要素に物理的要素と心理的要素がある。演奏者は物理的要素にまずはとりくみ体をつくるのが第一段階である。なぜなら物理要素は再現性が高い世界であるので教える側もここから始めるべきである。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ウクレレ上達の法則:素材を活かす、道具を活かす なぜヒロマーチを弾き続けるのですか?

なぜ
 

いつも、屋久島の縄文杉でも、海外に行ってもヒロマーチを弾くのですか?
 

とある場所で素晴らしい演奏家の方に質問頂きました。
 

 

ここに、昨年の2泊3日のタイ視察旅行でのカフェでの演奏を掲載しますね。
 

これは、本編が終わったあとに、遅れて来た方がいたので
せっかくなので演奏したものです。
 

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ウクレレ上達の法則:学習の加速度 文脈を含め反復練習でデコード化力を培う

昨日の記事にこんなおたよりがきました!
Sさん ありがとうございます!
 

*****ここからおたより**************
 

福岡のSです。
 

いつもためになる興味深い話題を楽しみにしています。
今回の上達の方法は特に興味深く拝見させていただきました。
 

私は8年程前、チェロを習ってたことがありました。
先生は妥協を許さずとても厳しく練習曲を弾き終わった後、
 

「はい、良く弾けました。
 

でも何の感動もありません。
もっと歌いなさい。
もっと聴く人に音を届けなさい」
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ウクレレ上達の法則:学習の加速度 教えることを通じ言語化(コード化)力を高める。

以前にも書いた事がありますが、
 

ものごとが上達してくると
ポイントを言葉で表現できるようになるということがあります。
 

自分の中でも、音楽や芸術といった非言語的なことの特徴を
言語をも通じて、たとえなどを通じて表現できる。
また自分が学ぶ過程でもそういったコード化を用いているのです。
 

 

コード化の例を挙げますと
 

たとえば、椅子に座って演奏する場合の両腕を楽に使うための
上体の具合を表現するには。
座っていながら、上半身は立っているときと同じように感じるように
すると両手が立っている時と同じくらい楽に動かせる。
 

とか
 

早さを表現しようとしたときに
人の感覚は早さというものを、単純な2倍の速度という感じ方ではなく
相対的に感じるため、2倍ちょうどではなく、無理せずに
それよりほんの少し遅くしたときに凄く早く感じる。
(2倍は同じような速度に感じる)
 

と伝えるとか
 

極端な書道の例でいうと、擬音語なども入って来て。
「グッ」打ち込んで、「ガーッ」と線を引いて、「スーッ」と抜ける。
みたいな表現でも、サポートがあると書く作品の結果が違ってくるのです。
こういう声のサポートで呼吸のタイミングなどが生徒に伝わり、必要に応じ
呼吸のタイミングが適正化していたのを感じた事があります。
 

もどりますが、
 

上級者になるとこのコード化をすることによって
非常に自信の学習自体が効率化されており、学びが加速している状態となるのです。
これが上級者の特徴と言えるのでしょう。
 

言葉にしがたい様々な要素、これをいかに言語化、コード化
(絵にするなどもありますね)
してシンボル化、象徴化して個々の事例を概念化することができるか。
 

さらに、この概念化したものを個々の事例に応用できるというのが次のポイント。
この方法により100曲学ぶとしても最初に10曲難しい曲を深く学べば
のこりの90曲は半分以下の労力で学ぶ事が出来るわけです。
 

このコード化の能力を鍛える一番いい方法はなんだと思いますか?
 

 

もちろん、絵や言葉にすることですけど。
 

 

そうです!
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