生き抜く力をウクレレに

掃除と、みそ汁の食事をしました。この習慣が続けばいいのですが、はやく帰るようにしないといけませんね。■さて、いま読んでいる本ですが 逆境に強い心のつくり方 システマ超入門 ―ロシア軍特殊部隊が生んだメソッド (PHP文庫) [文庫] という本を読んでいます。 先日は やわらかな頭、もっと動ける身体のための! 最強のリラックス システマ・リラクゼーション を読んでいましたが。 どうも、ピンと来ず。 ただし、内容にも著者「北川貴英」氏にも惹かれましたので■さらに本書を買って読んでいます。 こちらは 非常に深い部分まで書いてあり。 満足しながら読んでいるところです。 このシステマというのは ロシアの武術からうまれてきた 生き残るための方法の集まり ですが■四原則として 【呼吸】 【リラックス】 【姿勢】 【動き続ける】 を挙げていますが、 もっとも重要なものを 【呼吸】 としています。■戦場で生き残る為には
 冷静でなければならない。 しかし銃を向けられたり ナイフを突きつけられたり すると人は息が止まったり 背中の姿勢が歪んだり 動きも止まったり ということが相互強化的に おきてくるのだそうです。■それぞれの項目を意識的に コントロールし一刻も早く ポテンシャルを出すようにすることが 「生き残り」のために必要。 そのためには、まず呼吸 を意識するのだそうです。 息をのんだときも すかさず ふーっと 吐く。 しー、や はー ではなく ふー がリラックス効果が高いそうです。■逆境に強い心の作り方 というタイトルだけあり 項目を抜き出しても 「恐怖心がうまれるしくみ」 「鍛えるべきは筋肉ではなく神経系」 「喜びもまた破滅をまねく」  etc …. と、非常に日常生活においても もちろん演奏においても 役立つことが書いてあります。■やはり戦場で生き残るためから産まれている だけあり。 半端じゃないです。 たしかに、世界的なアスリートや ビジネスマンが取り入れ始めている というのも頷けますね。 僕自身、 大きな音がして不快なとき いちど嫌な事を言われた人と再度話すとき つねに歩きながら固めて来た体をゆるめるため 呼吸を意識してここ数日すごしています。■通勤中だってできることですし なにより、嫌な事があれば 試して見る事ができるので なんだか生活がゲームのようになりますね(笑) 体を固めたり、息をのまないゲーム そうなっても、すぐに意識を取り戻して いきをふーっと吐く。 たしかに、それだけで 深刻になりすぎないので 健康にもよさそうです。■また、ウクレレの練習をしていても やはり手に意識がとられると 呼吸がおろそかになることがあるので ふーっと吐くと 息がすーっと入ってきますので。 より体全体を意識して 演奏できるような気がしています。 何でも力が抜ければいいわけではなく もちろん、ピッキングに必要な 力は使うのですが■二の腕、肩、顔、目、お腹、ふくらはぎ 等々に不要な力が入っています。 これをちょっと抜くだけでも 30分の演奏の苦労はかなり減ってきますよ。 これは香川の演奏で実際にやってみたところ いつもより疲れ方が少なかったです。■このシステマというものを かじってみたい気持ちがメラメラと わいてきました。 合気道や古武術も、脱力を重視して 同じような効果があると思うのですが これらは、ちょっと東洋人向けのコツがありそう。 だけどロシアの人(西洋人)が開発したものだから 習得が合理的にできそうな気がします。 もちろん、僕らの音楽も順番として 極限まで文学的表現を排除した合理的な ところから初めて最後に入魂などの 言葉で表現が難しい部分の追求 に至るほうがいいと思っています。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【まとめ】 ロシア武術発の技術体系として産まれたシステマは 生き残るがためであるので、あらゆる場面で 力みを解消しパフォーマンス向上をサポートできる。 まずは息をのむ、止まることを意識し すかさず吐き出すところから初めてみよう。 いつも自分が意識せずに力を入れている部分が 意識できれば、時間をかけてゆるめていける。 この状態は、いままでの自分の限界 いつもそこ止まりだった自分を超えていけること 決して得る物は小さくないはずである。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■