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回り道しないレッスンの選び方

教室に行くと、やはり一人でやるより上達が早いです。
ただし!
 

先生の善し悪しや相性で速度は大きく異なります。
よくよく考えてぴったりな教室、先生を選びましょう!
 

では、良い教室の条件とは
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楽器としてのチェックポイント

性能や作りの丁寧さは楽器選びの基本ポイントです。弾きやすい楽器を一緒に選んで長く弾いてあげましょう。 通信販売で購入する際も問い合わせてみてくださいね。

・ネックは首です。
ネックを持ったときフレットが指板より飛び出していないかチェック。
これはそのままだと怪我します。
あれば削ってもらえるかチェック。
通信販売ならば事前に問い合わせましょうね。
・音程のチェック
解放弦と12フレットで同じ音階になるかどうかチェックしましょう。
・ペグをチェック
ウクレレのペグは特徴があってチューニングが少し難しいです。
ペグが良くないとチューニングが弾いているそばから
どんどん下がっていきます。
1曲も通して弾けない楽器は価値がありません。
もしお持ちのウクレレがそうだったら
まずペグのねじを閉めてみましょう。
それでもダメならペグだけ交換するという手もありますよ。
でも事前にチェックしてセーブしたお金で弦を買いましょうね。
ギヤペグだとチューニングが楽で安定感もあります。
弦の交換は少し面倒なのでストリングワインダーを使いましょう。
キワヤさんのページにウクレレに使えるものがありますね。
ビンテージのフリクションペグなんてのもあります。
試してみると意外と木が狂いが少ないですね。
やはりチューニングが合わせにくいので大ストレス。
ライブにはとてもおすすめできません。
そんななか面白いペグがあります。。
フリクションのルックスながらギア入りの樹脂製ペグなんですよ。

生産地域と価格帯の妙で選ぶ

安くていい物が欲しい。
>僕も同じです。
高くても最高の物が欲しい!
>いいでしょう。
お友達にプレゼントするので安くていいけど
ちゃんと限楽器として使えるものがいい。
>よろこんでもらいましょう!
ということで生産地域と価格と内容の傾向を見て行きます。
●安定感の国産
3万円から15万円という価格で初心者から上級向けのバリエーションが豊富です。
基本的に音程は正確。作りは丁寧。
キワヤのフェイマスブランドのウクレレはいろんな意味でスタンダードです。
やはりキワヤのルナがおすすめです。
ここもキワヤに一度行っていろいろ弾いてレビューしますね。
なぜならウクレレ仲間の中でも評価が高い、長野のティーズギターで制作されています。
高橋社長は職人魂あふれる方で海外の楽器賞も受賞されています。
ここは余談ですが、
僕も何年も前にオーダーで1本制作して頂きましたが、現在はその時より
さらに腕に磨きをかけられ、お店で通常モデルを試すとさらに良い楽器になっていました。
●コストパフォーマンスはアジア製
生産コストが低く低価格ですが、設計の善し悪しで内容が大きく左右されます。
お土産から本格的な楽器まで同じ値段でこれでもかというくらい品質差がある。
ただし、同価格の国産より良いものがあるので研究の余地があります。
実は1.5万円〜4万円くらいで選べばとてもいい物があります。
お隣台湾のブランドaNueNueは代表のジョンソン氏による設計。
月刊300本の楽器製作経験を活かした高度な設計技術でおすすめできます。
価格を超えた完成度です。
最も価格と内容のバランスがとれたブランドだと思います。
足跡マークのある中国製は入門やプレゼントに出来るレベルです。
より上級モデルのインドネシア、ベトナム製が僕のおすすめです。
めずらしいのはマンゴー材のモデルが通常ラインナップであります。
このマンゴーは太くて甘くて良い音を出しています。
●こだわりの アメリカ ハワイ製
安いモデルもあるようですが、国産やアジアを超えるメリットはあまり感じません。
ただし、日本のショップ発注、ハワイ設計のアジア制作品で安くて良い物がたまにあります。
高級なウクレレの分類ですがその中には非常に良い物があります。
価格と品質のバランスは難しいかもしれません。
全体としてお国柄が違うため作りは日本人にとっては雑に感じる部分があるでしょう。
とくにチェックポイントで触れたフレットの処理によっては危険ですのでチェックしましょう。
(そういう物は減ってきていると思いますが)
塗装も日本ほど奇麗とは行かない場合があります。
ただし制作者により独特の音色が存在あります。
2大巨頭「カマカ」「マーティン」
ハワイのカマカは音色の面でウクレレらしいウクレレの標準と言えるでしょう。
マーティンはドイツからの移民が持ち込んだ楽器製作の伝統に裏打ちされた音楽を
弾くためのウクレレです。
ただし現状モデルは過去より音質や重厚さが低下しています。
さすがはマーティンという作り込みなので使い込むと真価を発揮してきます。
カリフォルニアのマイケル•ダシルバ氏が手がける
ダシルバウクレレは塗装など日本製に比べると荒削りですが
音色はビンテージのマーティンに匹敵し、大きな音量と輝きの有る音質です。
商売気が無くシンプルなモデルは装飾が少ない分安く、装飾が多いモデル
は高くなるのですが、基本の素材は厳選されたものです。
安いモデルがとてもお買い得です。
懸念点としてはトップを薄く作りすぎる部分があるので保存状態に注意が必要です。
弦のテンションも低いものが良いでしょう。
●ビンテージ
バンジョーウクレレやギブソンなど音色の好みがあれば面白い世界。
基本的にバラツキが大きく、初心者の見極めは困難です。
通販の場合はさらにギャンブルになります。
ただマーティンの60年代以前のものでは魔法のような楽器があります。
ウクレレの神様「ハーブオオタ」さん、その師匠の「エディカマエ」さん
絶頂期の演奏はこの楽器で演奏されています。

サイズで選ぶ 弦の数で選ぶ

●サイズで選ぶ

以下の順にサイズが大きくなります。
それにつれて音量も得られやすくなります。
ソプラノ → コンサート → テナー → バリトン

ハワイではコンサートやテナーなど大きいサイズが主流だそうです。

女性や子供がソプラノということです。
同様に大きな手の方はそちらがいいかもしれません。
しかしながら、ウクレレらしい音というのはやはりソプラノの音です。
おそらくほとんどの教則本や楽譜、ビデオはソプラノを想定して
作られていますね。
コンサートもほぼそれらが使えると思います。
それより大きくなると、とくにバリトンはチューニングも変化し
マスターするには覚悟がいるでしょうね。
●弦の数
通常のウクレレは4本です。
他には6弦、8弦ウクレレがあります。
6弦は上から2本の弦がオクターブになります。
(1オクターブ違いで同じ音名)
8弦ウクレレはこれに加えて、下の2弦がユニゾン
(まったく同じ音)
となります。
これらは1台で弾いても音の厚みが出たり、コーラスのような
響きが得られます。
ただし、ソロプレイには不向きな部分が有ります。
単音が欲しいときにオクターブやユニゾンに勝手に
なってしまうので、表現の幅が狭まってしまうわけです。
 
8弦のマンゴー素材のコンサートサイズウクレレ。
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フレット数で選ぶ(音域の広さ)

楽器の基本機能であるどれだけ音の幅があるか。
これはフレットの数で決まります。
12、15、17フレットが一般的です。
演奏スタイルによりある程度向いているフレット数があります。
また楽器のルックス、デザインにも影響する部分です。
•12フレット
もっともシンプルなのは12フレット。
これは2オクターブに相当します。
どれみふぁそらしど〜れみふぁそらしど。
という音の幅です。
歌伴奏を中心にするなら十分なフレットの数です。
同様に、コードソロの奏者ではこれ以上のフレットがあると、
演奏の際に指が当たって邪魔なので12フレットを好む者もいる。
•15フレット
15フレット以上の音について、
完成度の高い楽器でないと使える音は出にくい。
これを利用して楽器の判断材料のひとつにもなるんです。
高いポジションでコードを弾いてみましょう。
いろいろ弾くと弾きやすさ、音のきれいさが異なることに気がつきます。
また15フレット以上を使うのはソロ奏法の中でも限られた曲になってきます。
そうは言っても、そうした曲を弾く場合にはフレットが無いとこまる。
必要なものなわけです。
17フレット
3つのどれみふぁそらしど、つなげた音域がでます。(3オクターブね)
ソロのさらに限られた曲で必要になり、伴奏には不要な部分です。
【楽器のデザインと演奏法の関係】
フレットの数により、指板の長さが異なってきます。
12フレットは多くの場合、ボディとのジョイント部分までの長さです。
指板とボディに段差が出ない、平らなデザインの楽器があります。
このことにより、コードのストロークの時に指が指板に当たらないので
コードソロ奏者は12フレットフラットジョイント、フレットはネックに直打ち
という楽器をオーダーすることもありますね。
たしかに爪の長い奏者が17フレットを激しくコード弾きすると、
指板が削れるのです。
 
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木で選ぶ(音のキャラクターで選ぶ)

木でえらぶ

・木で選ぶ
木材によってウクレレの音質は大きく異なります。
一般にあたたかな場所でとれる材はあたたかな音
寒い場所でとれる固い材シャープで抜けのいい音になります。

今回は最も現在ポピュラーな材として「マホガニー」
ウクレレらしい音色の「コア」
すこし珍しいですが味わいのある「マンゴー」
をとりあげました。

mp3で音源ものせました!ウクレレ選びの参考にしてください。
好きな音を探してみてくださいね。
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おすすめ演奏家(弾き方別)

おすすめ演奏家
僕の好きなウクレレの演奏家を紹介します。僕の場合演奏者の個性よりも音楽性に惹かれます。こういった演奏家は他のジャンルや楽器の奏者やウクレレをプレイしないリスナーにも おすすめして好評いただくことが多いです

アンサンブル
ウクレレオーケストラ オブ グレートブリテン
その名前の通りイギリスのウクレレオーケストラです。中学生のとき毎晩聞いていました。
現在では廃盤になっているのか古い音源は中古を探すことになりますがアマゾンで検索するとでてきますね。
音大を出た演奏家などメンバーやってるウクレレのみのアンサンブルです。
クラシックや民族音楽、いろんなジャンルで世界の名曲を演奏します。
曲の精神性を表現するよりは、楽曲を借りてポピュラー音楽をつくる感じですね。

インスト(楽器のみのアンサンブルと、歌が加わるレパートリーがあります。)
ボーントゥビーワイルド ミニマルラグ

 

ラングレーウクレレアンサンブル
こちらはカナダの良識溢れるアンサンブル。高校生や中学生が中心で教育的な要素が高い。日本の合唱やブラスバンドのような印象ですね。 そのなかでも上手な方達が居て、次なるジェームスヒルを目指しているかのようです。
カナダのウクレレケリー(音楽と語らいのゆうべ)で見てきましたけど。 とても良かったです。

Tico Tico

弾きがたり
クリフエドワード
音楽を基礎にコミカルを載せたアメリカらしい演奏家。
「星に願いを」など有名なディズニーの音楽を多数作っている。
ウクレレ一本に加え金管楽器のようなスキャットとやさしい歌声。
歌伴奏もコードソロと言える動きがあって楽しいですね。
個性を超えて確立されて欲しいジャンルです。

If I had you Ukulele Ike Theme
 

 

ウクレレソロ
ライルリッツ
コードソロを美しく弾く。ジャズウクレレの巨匠。
ポートランドのウクレレ合宿でレッスンを受けました。
人柄があたたかで、音にも暖かさが出ていますね。
僕はすぐには弾けなくて、がんばっていると
「重人、せっかく日本から来たんだから明日もレッスンに来なさい
1曲のレッスンを終わらせよう」と誘ってくれました。
ジムベロフ氏のオーガナイズしたライル氏の教則本はおすすめです。
僕はオレンジの本でフライミートゥーザムーンをマスターしました。


 

ハーブオオタ
ウクレレの神様と呼ばれ、かのエドサリバンショーにも出演しています。
クラシック、ラテン、ジャズ、ハワイアンと音楽全般について
素晴らしいウクレレソロを集大成した先駆者。
一台の楽器でメロディとコードを同時に演奏し、目を閉じれば
とても一人で演奏しているとは思えません。
この人の演奏に感動しソロを始める人は多いです。

Over the Rainbow スターダスト
 

 

灰田晴彦
僕の師匠の師匠です。
日本にハワイアン、ジャズという軽音楽とハワイアン楽器の奏法をもたらしてくれました。
今はハワイでも弾く人がいない、ピッキングソロですね。
現在楽器に内蔵したマイクで演奏する奏者が多く、演奏家と楽器が作り出せる
音の幅(大きさ、強さ)が実は狭くなってきています。
マイクを通すと小さく弾いても大きな音になるので、指力の育ち方にリミットがかかります。
このピッキングソロは最大限にこの音の幅が出せるウクレレならではの奏法。
ギターとウクレレを完全に区別するのはこの奏法だけなんです。

オリジナル動画がみつかりませんでした。 なので、直系の弟子の森先生とその弟子の私が競演した映像を掲載します。 ヒロ•マーチ

こちらについても解説していきますね。

ウクレレの様々な弾き方(音楽の3要素との対応)

この音楽の3要素を
ウクレレに当てはめて考えると分かりやすくなります。
●アンサンブル
音楽の3要素(リズム、メロディー、ハーモニー)
これらを複数台のウクレレでパートに分ければアンサンブル
となります。ハーモニーは沢山パートを分ける事もできますね。
●歌伴奏、弾き語り
歌の伴奏には主にコードを用いてハーモニーとリズムを作ります。
歌伴奏に加えて自分で歌えば弾き語りとなります。
メロディーを人の声で作るというわけで、やはり3要素が合成されて音楽が完成していますね。
●ウクレレソロ
1台のウクレレで3要素を同時に演奏するのがウクレレソロとなります。
一般的にはメロディーとコードを組み合わせて。3要素を同時に弾きます。